- 濃いめの麦芽からにじみ出る、口当たりの良い甘み
- 飲んだ後のミント感と強烈な苦味が刺激的
- 様々な表情があり、飲んでいて飽きない
ここで買いました
スーパーで購入。
これを見ると、マッキーのCM曲が毎年脳内で再生される。
(2021/03/01 15:21:22時点 楽天市場調べ-詳細)
サッポロビール 冬物語[2019]



- ブルワリー:サッポロビール
- 原産国:日本
- ビアスタイル:
- アルコール:6.0%
(2021/03/01 14:10:08時点 楽天市場調べ-詳細)
こんなビールです
今年で31年目の冬物語。
まさに平成を駆け抜けてきたわけです。
ブランドサイトを見ると、過去のパッケージがずらりと並んでいます(キリン・秋味でもあったな…)
最初は、1987年に発売したアサヒ スーパードライのようなシルバーパッケージ。
段々と白が入ってきたかと思うと青色方面に揺れ動き、2012年から再び白色路線へ、2015年から商品名が縦書きになりました。
この商品名の縦書きって、よくよく考えたらビール界ではかなり斬新なアイディアですよね。
2016年以降は、パッケージがあまり変わってないようにも思えます。

最近はCMも打たないし、サッポロさんとしてもやる気がないのかなぁ。
と思って、出荷数を調べてみました。
すると、
- 15年 19万ケース出荷
- 16年 13万ケース出荷
- 17年 14万ケース出荷
- 18年 14万ケース出荷
- 19年 15万ケース出荷
何気に、底を打って伸びてるじゃん。
不要なプロモーションをしないのは、抜群の認知度ゆえなのでしょうか。
また、おもしろいことに、冬物語は、成分や原料を少しずつ変更しているんです。
- 10年 20万ケース出荷
備長炭で焙煎した炭焼き麦芽を一部使用
- 12年 22万ケース出荷
ホップを煮沸の前後2回に分けて添付し、丁寧に仕込むことで生み出される深みのある“コクと苦味”、原料の一部に米を使用することで実現した“すっきりとしたのどごし”が特長
- 13年 20万ケース出荷
ホップを煮沸の前後2回に分けて添加し、丁寧に仕込むことで生み出された深みのあるコクと苦味が特長。
さらに本年は仕込み温度の最適化により、きめ細かいクリーミーな泡を実現。 - 14年 20万ケース出荷
麦芽使用量10%アップ
- 15年 19万万ケース出荷
ヨーロッパのウィンタービールにもよく用いられる、香ばしく薫る「ウィーンモルト」を一部使用。さらにアルコール度数もやや高め、冬のビールならではのしっかりとしたうまみに磨きをかけました。
定番だから同じ味で勝負をし続ける、というわけじゃなくて、トレンドを上手く汲み取りながら、その時代にあった冬物語を紡いでいるわけなんですね。
まぁ、確かに、寒い冬もあれば暑い冬もあるし、ケーキを売っていた年もあれば恋人と過ごせる冬もある笑
そんな2019年の冬の始まりとともに乾杯してみましょう!
いざ乾杯!
開栓すると。スッキリ目の麦芽の香り。
ビールは銅褐色に近い色味が出ていて、まさにウィンナーラガーを彷彿させてくれます。
それでは乾杯!
麦芽の甘みがしっかりくるけど、ピリッとくる辛口との緩急がイイ!!
ビールが舌に触れた途端、ピリリと刺激を与えてきます。
クリーミーな泡からは想像できない、このアグレッシブさ。
そして、そこから広がっていく麦芽の甘み。
いじめっ子が実は良い奴だった的な、見かけによらない表情を見せてくれます。
ビール自体もマットで、どっしりした飲みごたえがあります。
飲み込むと、なだれ込んでくる甘さが一気に苦みへと変わります。
ミントのようにスースーとした清涼感と、強烈な苦みが口の中に残ります。
鼻から抜けるトーストのような香りが、苦味をまろやかにしてくれます。
香りの強さ | |
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苦味の強さ | |
酸味の強さ | |
甘みの強さ | |
のどごしの良さ |
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感想
ボディがありながらも、緩急があって飲みごたえが十分なビール。
食事と合わせるもよし、甘いものと合わせるもよし、そのまま飲むもよし。
様々な味わいが楽しめるので、いろんなシチュエーションにマッチするのではないでしょうか。
同じサッポロでも、ヱビスよりもスッキリと飲めます。アルコールの高さもほとんど気にならない。
僕は冬になると、スタウトとかベルジャンのストロング系とか、一口飲んだときのインパクトが強いビールを好んで飲むんですけど、今年の冬は、この冬物語も外せなさそう。
乾燥からくる喉の渇きは冬物語で潤そう!