- オリオンらしからぬ濃いめの麦芽感
- シークァーサーを表現するために希少ホップを使用
- 液温が高まるとさらに濃厚な味わいに




ここで買いました
2019年12月10日より沖縄県限定で発売された350ml缶の75(ナゴ)ビール。
先日(2020年3月6日)、たまたま都内のまいばすけっと(イオン系ミニスーパー)に寄ったら陳列されていました。
どうやらイオングループでの限定販売を開始したようです。
イオンはオリオンビール(アサヒビール)との間に特約があるのか、限定商品を含めて品揃えが良さを感じますね。
まさか買えるとは思わなかったのでこれはうれしい。
気になる方はイオン系のお酒売り場をチェックしてみてください。
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オリオンビール 75(ナゴ)ビール






- ブルワリー:オリオンビール(アサヒビール)
- 原産国:日本 沖縄県
- ビアスタイル:
- アルコール:5.5%
- ホップ:エラ、エニグマ
(2021/03/01 14:10:08時点 楽天市場調べ-詳細)

こんなビールです
この75ビールができたのは2018年10月。
もともとは沖縄県の名護の名護十字路連合会が、地元を活性化し続ける仕組みを創る活性化プロジェクトとして、地元にあるオリオンビール名護工場の協力のもとに作ったビールです。

予算ゼロからスタートしてスポンサーの支援を受けながらイチからプロジェクトを立ち上げていく姿はドラマを感じます。
ビール作りも売り方も手探りであり手作り…まさにクラフトビールというのに相応しい。
今回、国内第5位のビールメーカー・オリオンビールや大手スーパーのバックアップもあり、こうして広く流通されることになりました。
「オリオン初のクラフトビール」とも打ち出されているので、オリオンビールにとってもその存在は小さくないはずです。
このビールは「名護でしか飲めないビール」というところに大きな魅力がありますが、名護から遠く離れた場所で手にした人が名護の魅力を感じることができるという点での全国流通はインパクトがとても大きいのではないでしょうか。
かなり話をかいつまみましたが、これまでの軌跡は75ビール公式ホームページ・旧で見ることができます。
さて、ビールに話を戻すと、名護名産のシークァーサーを想起させるような柑橘系の爽やかな香りを出すために、ホップにオーストラリア産のエラとエニグマを使用しています。
単に果汁を混ぜるのではなく、こんなマニアックなホップを敢えて使うところから相当の思い入れが感じられますね。
ホップを楽しむために、飲む適温を8~10度に設定しています。

いざ乾杯!
通常のオリオンビールから比べると、ペールエールのようにやや濃色なビールが顔を出します。
深入り麦茶のような麦芽の香りが漂う中、ほんのりと柑橘系の渋い香りが感じられます。
それでは乾杯しましょう!!
強めの炭酸が舌に触れると麦芽の甘みが広がります。
口当たりは比較的軽やかですっきりしています。
しかし、このビールの特徴が出てくるのはここからで、ホップの渋みがあるかなと感じ始めるとこの渋みが徐々に強く、そして色濃くにじみ出てきます。
飲み込んだ後も渋みと酸味がメインに感じられ、確かにシークァーサーと言われればそんな感じもします。
ビールが温まってくると麦芽感が強くなり、渋みもかなり前面に出てきます。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
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感想
失礼な言い方をするようですが、オリオンさん特有の喉ごしスッキリビールとは全く別物で、サッポロビールが作るようなどっしりとした飲みごたえのあるビール。
麦芽感が存分に感じられながらも、フルーティとはまた別のスッキリした渋みがうまくバランスを取っているため、飽きのこない味わいに仕上がっています。
何よりもおもしろいのは、液温が温かくなったときの味の変化。
ゆっくりと味わって飲むのに最適なビールです。
ぜひ樽生を飲んでみたいですね。





