ユタローです、乾杯してますか?
2021年は豊潤496など、大手ビール会社から様々なレギュラー商品のビールが発売されました。
その中で特に活躍が目立っているように感じられたのはアサヒビールさん。
低アルコールなのにビール並みのコストのかかるビアリーを発売して“微アル”市場を開拓したと思ったら、生ジョッキ缶ではスーパードライの楽しみ方に新しい息吹を吹き込んで完売店を続出させました。
そして、品薄になったビールといえば、”マルエフ”ことアサヒ生ビール。
ここ数年アサヒビールさんが強く打ち出してきた”キレ・辛口”路線とは全く別なのに、まろやかでやさしいビールとして広く受け入れられたように感じます。
そんなアサヒビールさんが3年前からファミマ限定で発売しているアサヒ・ザ・ダブルが2021年にも登場しました。
さぁ、早速乾杯してみましょう。
- 熟成感あふれる麦芽の風味
- 甘さと辛さのバランスが絶妙
- このビールならではの独立した味わい
ここで買いました
ファミリーマートで購入しました。
350mlと500mlの2種類あります。
アサヒ・ザ・ダブル ダブル熟成ブレンド(2021)
こんなビールです
2021年で発売4年目になるアサヒ・ザ・ダブル
今回の商品をよく見ると「ダブル熟成ブレンド」と書かれています。
今までは日本で初めてエールとピルスナー(ラガー)をブレンドしたというキャッチコピーだけが独り歩きしてしまい、それによってどういう味わいになるのかを想像する余地がなかったように思えました。
そのため、ダブル熟成ブレンドというフレーズを目にするだけで、2種類のビールが混ざり合って深みのあるビールに仕上がっているんだろうなと感じる人も多いのではないでしょうか。
製品ページをみてみると、
飲んだ瞬間の華やかな香りと豊かなコクのあるエールタイプと、後味にキレを感じられるピルスナータイプを、それぞれ麦芽100%で醸造・熟成し、双方の良いところ取りが出来るように黄金比率でブレンドした生ビール。さらに本年は、熟成期間も2倍にした“ダブル熟成製法”を採用することで、贅沢で奥深い味わいを実現しました。
これを読むだけで、過去に飲んだけどいまいちに感じた人も、今年はひと味違うなら飲んでみるかなという気持ちにさせてくれますよね。
いざ乾杯!
パンのような麦芽の香りが広がります。
アサヒ生ビールで感じられた甘さもあり、アサヒさんらしい香りと言えるかもしれません。
それでは乾杯しましょう!!
まず飲んだ瞬間に感じられるのはエールの個性。
エールらしい厚みのある舌ざわりを感じます。
続いて出てくるのは、アサヒビールのお家芸とも呼ばれているキリッとした辛さ。
舌を刺激して引き締めてくれます。
飲み込んだ後は麦芽の香りが余韻として残りながら、ヒリッとした苦みが尾を引いていきます。
しかし、やはりポイントは熟成です。
飲んでいると、奥行きのある麦芽の風味が多重に感じられます。
鼻から通る香りもとても気持ち良いです。
このビールならではのしっかりとしたキャラクターが感じられます。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
感想
エールなのかピルスナーなのかで考えると、正直どっちつかずとしか言わざるを得ません。
しかし、そんな細かいことを抜きにしてその個性自体に着目すると、アサヒ・ザ・ダブル ダブル熟成ブレンドならではのおいしさに気づくことができます。
僕は、このビールに対しては日本初を強調しているだけで中身は何を目指しているんだろうというやや否定的な立場でしたが、2021年版を飲んでこんなにおいしかったっけと驚きました。
いや、むしろ美味しくなったのかもしれません。
そこには、2021年にアサヒビールさんの飲み手への向き合い方が変わったことを端的に現わしているようで他なりません。
ぜひファミマで見かけたら熟成ブレンドを楽しんでみてください