ユタローです、乾杯してますか?
年末に近づくにつれて、居酒屋やバーでの外飲みが活発になってきているのではないでしょうか。
その反面、小さい子どもがいるのと寒くなってきたこともあって、まだまだ家飲みが続いている人も少なくはないかと思います。
僕もそうです。最近は子どもの宿題をみてます…。
そんな家飲み勢でも、お店で飲むビールの味が楽しめるのが銀座ライオンビヤホール スペシャル。
その名のとおり、ビヤレストランの銀座ライオンが監修したビール。
商品名はその年によって変わったりもするんですが、2021年は前年に引き続いて同じ商品名での発売になります。
“おうちビヤホール”こと銀座ライオンビヤホール スペシャル(2021)を楽しんでみたいと思います。
- 辛口でキレがある
- 麦芽の甘い香り
- 日本の大手のビールに近い味わい


ここで買いました
ファミリーマートで購入しました。
銀座ライオンシリーズはもともと、ファミマ限定で発売されていました。
同じ日にローソンを数軒回りましたが並んでいなかったので、やはりファミマへの優遇があるのかもしれません。
とはいえ、購入後に行ったイオンでは並んでいましたが…。
350mlと500mlの2種類あります。
銀座ライオンビヤホール スペシャル(2021)


こんなビールです
毎年恒例になっている銀座ライオンのビール。
冬場にこのパッケージの缶ビールが陳列されることがかなり定着してきた印象があります。
そして、一度飲んだことがある人は、迷いもせずに手に取ってレジへ向かうのではないでしょうか。
それだけ飲み手を虜にするビールで、あわよくばサッポロラガーのように販売頻度を増やしてほしいです。
【2020】サッポロビール 銀座ライオンビヤホール スペシャル
【2019】サッポロビール 銀座ライオンビヤホール 達人の生
【2019】サッポロビール 銀座ライオンエール
【2018】サッポロ 銀座ライオンスペシャル
実際にプレスリリースを見ると、2020年は12万5,000ケースの出荷計画だったのに対して、2021年は13万ケースの出荷を予定しています。
ビール離れだと言われている昨今、販売を維持するだけでも難しいのに、むしろ出荷数を増やしているんです。
キリン秋味や冬物語などの定番ビールが出荷計画を年々下降させる中、これには結構びっくりですよね。
というか、10万ケースの冬物語2021よりも強気に見込んでいるんです。
ブランド的な側面で考えると、冬物語はなんとなく古臭い印象が拭えません。
実際、私みたいなおっさんは『冬がはじまるよ』を真っ先に連想しまうわけですし。
一方、銀座ライオンスペシャルは、ビヤホールで飲むビールという”体験”を想起させます。
しかも、ここ1、2年、営業自粛などもあってビヤホールやビアガーデンでビールを思いっきり楽しむという機会から離れている人が多いはずです。
それを考えると、ビヤホールのうまいビールをやっぱりみんな飲みたいわけなんですよ。
そうとらえると、銀座ライオンビヤホール スペシャルの好調な理由がうなずけます。
でも、一番の理由は、単純にうまいから人気なんです。
いざ乾杯!
グラスに注ぐと、少し濃いめの黄色のビールが現れます。
香りは麦芽由来のものがメインで、カラメルの芳ばしさが鼻の奥に深く染み入ってきます。
それでは乾杯しましょう!!
口に含んだ途端、麦芽の風味が一気に駆け巡ります。
甘みが強く出ていますがしつこくなく、カラメルの焦がしたようなほろ苦さがアクセントになっています
このほろ苦さは飲み込むとさらに強く現れて、まるで穀皮のように感じます。
最初の一口目は飲んだ後の余韻が浅く、なんというか、もっと飲みたくなるような物足りなさを感じます。
しかし、読み進めるにつれてコクがかなり深くなり、多重で複雑な麦芽の余韻が響いています。
また、鼻からアルコール感も抜けていくため、様々な個性を感じることができます。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
感想
石田三成の『三献茶』ではありませんが、飲み始めはドリンカブル、中盤はしっかりとしたほろ苦さ、最後は麦芽の余韻と、飲み進めるにつれて様々な表情を見せてくれます。
特に麦芽の味わいがヨーロッパのピルスナーのように複雑で、クロンバッハやクールシップに通じるところがあります。
普段からいろんなビールを飲む人も、このビールを飲めば「大手はやっぱりすごいな」と感じざるを得ないのではないでしょうか。
それだけピルスナーとしての個性がしっかりと立っています。
年内に売り切れてしまうところもあるので、ハマった方はぜひ箱買いしてみてください。

