ユタローです、乾杯してますか?
麦とホップの2022年最初の期間限定醸造品の麦とホップ 華やぎの香りが、4月12日に発売されました。
名前から連想できるように、ホップの個性を生かした商品になっています。
これだけは断言できますが、ホップ推しの麦ホはハズレがありません
そんな麦とホップ 華やぎの香り(2022)で乾杯したいと思います。
- フルーティな味わいが広がる
- ホップの個性がわかりやすい
- 苦みと爽快な後味が気持ちいい


ここで買いました
イオンで購入しました。
例年、スーパーを中心に多くのお店に流通しています。
サッポロビール 麦とホップ 華やぎの香り(2022)


こんなビールです
初夏にかけて発売される、ホップの個性を強調した麦とホップの限定醸造品。
冒頭にも言いましたが、麦ホのホップ推しは本当においしいんです。


低価格な新ジャンルの原料に、ここまでお金をかけて大丈夫なのかと思ってしまいます。
まず、このパッケージを見てください。

この色からしてかなり華やぎを感じますよね。
ヱビス ザ・ホップも同様ですが、サッポロビールさんが緑のパッケージで販売する商品は、ホップの特徴がバンバン感じられるんです。
もはや、パッケージにホップが具現化されるような感じですよ。
さて、プレスリリースによると、
本商品は「うまみ麦汁製法」によるしっかりとした麦のうまみに加え、白葡萄のように香るホップ「ネルソン・ソーヴィン」と華やかに香るホップ「カスケード」を一部使用することで、フルーティで豊かな香りと味わいを実現しました。
ネルソンソーヴィンは、3月に発売されたヱビス プレミアムホワイト(2022)でも使用されているホップ。
白ワインのようにブドウのフルーティーな香りと、ドライでキリっとした後味を演出してくれます。
一方、カスケードはアメリカ産ホップの代表格。
グレープフルーツの渋皮のような苦みが口の中に広がります。
どちらも風味がわかりやすいので、ビールに興味を持ち始めたばかりの人がホップの違いを実感するための教材としてもベストかもしれません。
まぁ、細かいことはどうでもよいので飲んでみましょう。
いざ乾杯!
鼻を近づけると、柚子のような香りが広がります。
柑橘感が強すぎず、どことなく柔らかな甘みをまとっているような印象です。
それでは乾杯しましょう!!
口に含むと、ライムのような酸味が広がっていきます。
酸っぱすぎず、渋みがじわじわと口の中に押し寄せるような感じです。
飲み進めているうちに、グレープフルーツの渋皮のような苦みへと変わっていきます。
よなよなエールなどでよく感じられるような、あの苦みです。
この苦みがとても心地よいんです。
柑橘系独特の苦みと香りを感じさせつつも、後味はドライにフィニッシュ。
尾を引かないため、最後はすっきりとした感覚が残ります。
喉越しの良さもあり、とても爽快です。
香りの強さ | |
---|---|
苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
感想
クラフトビールと同じくらいホップの個性が感じられ、爽快な飲み口が何度も誘う。
ホップ推しの麦ホは2022年も大当たりでした。
特におもしろかったのが、やや強めの渋皮系の苦み。
新ジャンル商品はスピリッツを使用しているため、後味に蒸留酒特有の苦みが残ることがあります。
おそらく、多くの方が好まない味です。
麦とホップ 華やぎの香りはそこにグレープフルーツの渋皮感をぶつけ、違和感のないような苦みへと仕立て上げています。
実に素晴らしい!
ビールづくりのこういうアート的な表現を感じると、ますますビールのことが気になってしまいます。
作り手の作品を、自己の五感を通して解釈することこそ、ビールのリベラルアーツ!
いや、堅苦しいのはイヤなので生涯学習とでもしておきますか。
さて、脱線してしまいましたが、麦とホップ 華やぎの香りは買いなので見つけたら飲んでみてください。

