- 麦芽の甘み控えめで飲みやすい
- まろやかだけど苦みでしっかりフィニッシュ
- すっきりとしたプレモル


ここで買いました
まいばすけっとで購入。
イオン系のお店はオリオンビールを扱っているところが多いです。
ザ・プレミアム・モルツ ダイヤモンド麦芽〈初仕込〉2021

- ブルワリー:サントリー
- 原産国:日本
- ビアスタイル:ピルスナー
- アルコール:5.5%
- 麦芽:チェコ産ダイヤモンド麦芽一部使用


こんなビールです
1月の下旬に毎年発売されているプレモル初仕込。
昨年は思わず目を奪われる絵画のようなイラストのパッケージでしたが、2021年はいたってシンプル。

今回は商品名にダイヤモンド麦芽と書かれています。
以前からプレモル初仕込にはチェコ産のダイヤモンド麦芽が使用されていますが、2020年夏に発売されたダイヤモンドの恵みで注目が高まったからなのか、あえて文言を加えたのかもしれません。
さて、「酒のほそ道 宗達と飲みたい極楽ビール」によると、ザ・プレミアムモルツの原料の麦芽は、 粒選りの「二条大麦麦芽」をメインに使用していて、深いコクを演出するために、チェコの伝統の大麦品種「ダイヤモンド麦芽(現地ではディアマントと呼ばれる)」を一部使用しています。
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収穫したばかりのダイヤモンド麦芽を飛行機で空輸して醸造を行うのプレモル初仕込のポイントで、この個性が毎年恋しくなるのです。。
いざ乾杯!
グラスには銅褐色のビールが注がれてきます。
鼻を近づけると普段のプレモルでよく感じられるホップの植物っぽい香りが立ち上がってきます。
さらに、その中にほのかな麦芽感が漂います。
それでは乾杯しましょう!!
口当たりはいつもよりやさしく苦味は心なしか少し控えめ。
一方で、サントリーさんのビールにしてはボディがあります。
苦みが鳴りを潜めている分、麦芽のコクが出てきて、飲んでいる間は心地よい麦芽の香りが鼻から抜けていきます。
おぉ、黄金に光り輝く麦芽畑が頭に浮かんできそう。
さて、そんなダイヤモンド麦芽で興味深く感じたのは、意外にも甘みが出ていないこと。
この手のビールだとカラメルのような甘みが広がるんですけど、そういう要素を一切感じません。
極めつけに、ホップ由来の苦味が飲み込んだ後にビシッと決まる。
ビールの輪郭がしっかりしていながらも、全体的にすっきりと引き締まった味わいに仕上がっています。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
感想
角のないやさしい口当たりから一転して強めの苦みでフィニッシュ。終始漂う麦芽の香りとコク。
2020年の初仕込のレビューを読み返しても同じような感想だったので、ブレずに今年もよいものを作ってくれたサントリーさんに感謝したいです。
ダイヤモンドの恵みと比べて麦芽の甘みが抑えてあるので、食事とともに麦芽の心地よい香りを感じながら豪快に飲むのに適しているかもしれません。
苦みも含めて考えるとどことなく黒ラベルっぽさを感じます。
なんというか、少し長めの髪型をした小洒落た男性が実は筋肉隆々みたいな意外さがありますね。
緩急のある引き締まったプレモルをぜひ楽しんでみてください。

