- オレンジのようにやさしい酸味と甘みが広がる
- フルーティでありながら、麦芽の風味もしっかり感じられる
- ソラチエースによって引き立つ、アマリロの魅力を楽しむビール
ここで買いました
けやきひろば秋のビール祭り2019で飲みました。
このビールはamazon限定で販売されています。
Innovative Brewer SORACHI1984 SESSION
- ブルワリー:>Innovative Brewer(サッポロビール)
- 原産国:日本
- ビアスタイル:ゴールデンエール
- アルコール:4.5%
こんなビールです
SORACHI1984の4種飲み比べセットの中で、一つだけ違った雰囲気を持っているSORACHI1984 Another Story Amarillo 。
パッケージを見てください。
こちらだけ、農場のような家屋のイラストが描かれているんです。
そして、商品名も長い。
ビール好きならアマリロはホップのことだと気づくと思いますが、「Another Story」って何なんでしょう。
日本ビアジャーナリスト協会がSORACHI1984の開発責任者・新井氏に取材した記事によると、このビールは、ホップ農家のダレン・ガメッシュさんが自分の農園で発見したアマリロと、また彼によってその魅力を再発見されてアメリカで栽培されるようになったソラチエースによる共演がコンセプトになっています。
つまり、ソラチエースの魅力をを見出したダレンさんへのリスペクトを込めたビールなんです。
アマリロといえば、今では大手ビールメーカーにも使われるようになった、オレンジの香りが特徴のホップです。
アサヒ 紅(くれない)やサントリー ザ・モルツ ホップパラダイスでも使用されています。
最近になって、大手さんでもホップ名を全面に出したビールが増えてきて、ザーツやモザイクなどを目にする機会が増えましたが、そのホップの普及に至るまでには、再発見したホップの魅力を引き出してビール作りに活用していくという、挑戦的な努力が無ければ成り立ちません。
特に、欧州系の伝統ホップ以外の新種にはハードルがかなり高いのではないでしょうか。
そんなホップにまつわる物語を織り交ぜながら、アマリロをふんだんに使い、ソラチエースを加えたのが、このSORACHI1984 Another Story Amarillo なんです。
いざ乾杯!
鼻を近づけると、酸味の強くない柑橘系の香りを感じます。
ソラチエースのヒノキ感はかなり抑えめです。
それでは乾杯しましょう!
オレンジのような甘さと優しい酸味があり、フルーティで飲みやすいです。
飲み込むときに甘さがひいて、レモングラスのような清涼感のある香りが広がり、ソラチエースも見せてくれます。
一方で、麦芽の甘さもしっかりと感じられるので、バランスの良い味わいに仕上がっています。
最後は苦みと酸味が混じった余韻を残してくれます。
香りの強さ | |
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苦味の強さ | |
酸味の強さ | |
甘みの強さ | |
のどごしの良さ |
感想
味わいがホップ一辺倒にならずに麦芽の甘みが感じられたり、しっかりとした苦みも口に残るので、かなり満足感に浸れます。
少し気分転換したいときに飲むと、頭のモヤモヤが解消されそうです。
アマリロによって、オレンジにフルーツが混ざり合ったようなやさしい果実感にあふれた味わいが広がり、その中にソラチエースの酸味に近い香りが加わることで、アマリロの持つ魅力がさらに引き立てられていくのを実感することができます。
おもしろいホップ体験ができるので、ぜひ一度飲んでみてください。