ユタローです、乾杯してますか?
2020年、イオングループとサッポロビールのタッグのもとに発売された富良野生ビール。
低価格なこともさることながら、リトルスターというホップの醸し出すフルーティな香りとすっきりとした飲みやすさで瞬く間に人気を集め、一時は品切れが起こるなどの社会現象を巻き起こしました。
そんな強力タッグの第2弾Premiumプレミアム生ビールが発売されました。
今回はPremiumプレミアム生ビールで乾杯したいと思います。
- フルーティな香り
- 軽やかな口当たりとしっかりとした喉ごし
- 鮮烈な苦みの余韻
ここで買いました
イオンで購入しました。
こちらはイオンのプライベートブランドのトップバリュの商品なので、イオングループの店舗限定での販売しています。
また、イオンの通販サイトイオンリカーで購入でも購入できるので、便利な箱買いはこちらをどうぞ。
トップバリュPremiumプレミアム生ビール
こんなビールです
イオンに足を運んだ時に、ビールのメインの販売台に目を向けると、それまで陳列されていたアサヒ黒生&マルエフに代わって新しいビールが大々的に並べられていました。
パッケージのベースが金色だったので危うく見過ごすところでしたが、よく見るとトップバリュの新商品。
しかも、醸造しているのはサッポロビールさんです。
イオン×サッポロといえば富良野生ビールを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ところで、今回の商品名はPremiumプレミアム生ビール。
つまり、プレミアムなんです。
販売価格は168円+税。
富良野生ビールの150円+税と比べると少し高く感じますが、日本でいわゆる「プレミアムビール」と呼ばれるプレモルやヱビスと比べればリーズナブルです。
ちなみに、先日イオンで購入した黒ラベルは178円+税だったので、かなりお得なことがわかります。
3月3日現在、プレスリリースが出ていないので詳細はわかりませんが、イオンリカーでの富良野生ビールの販売が終了しているため、その後継商品としてPremiumプレミアム生ビールが発売されたのかもしれません。
パッケージには「欧州産ホップ100%使用 ハラタウブランホップ、ハラタウトラディッションホップ合計で50%以上使用(欧州産ホップに占める割合)」と記載されています。
ハラタウとはドイツのバイエルン州にある、ホップの一大産地の地名。
ハラタウ産のホップはヱビスでもよく使用されています。
いざ乾杯!
グラスに注ぐとフルーティな香りが漂ってきます。
白ブドウのような甘さと酸味を秘めたこの香りは、おそらくハラタウブラン由来のものではないでしょうか。
この時点でかなり特別感が出ています。
一方で、黒ラベルやヱビスにあるような麦芽の香りは控えめになっています。
それでは乾杯しましょう!!
口当たりは、サッポロのわりには軽やかに感じます。
しかし、喉を通るときにはしっかりとしたボディとコクの存在感が広がります。
やっぱりサッポロですね。
また、パッケージでうたっているようにホップの個性が強く出ています。
鼻を通り抜けるハーブのような香りや、舌に残るしっかりとした苦みがアクセントになっています。
特にこの苦みが心地よく、グレープフルーツのような鮮烈さも感じさせつつ、余韻として長く残っていきます。
料理との相性もよさそうですね。
また、飲み続けているとフルーツのようなほのかな酸味が出ているため飽きにくく、口当たりの良さも手伝ってグビグビ飲めるビールに仕上がっています。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
感想
穏やかで繊細なホップの味わいが特徴の富良野生ビールと比べるとビシッとした苦みと爽快感が際立っています。
ホップの個性もしっかりと出ていたり余韻も長く続くので満足感の高いビールになっています。
これで大手の看板ビールより安いんですからかなりお買い得なのではないでしょうか。
また、苦みも強過ぎず、ボディも重た過ぎないため、4杯目以降にグビグビ飲むには最適なように感じます。
できれば500ml缶で飲んでみたい。
ぜひイオン系で見かけたら購入してみてください。
【3/7追記】プレスリリースが発表されました
店頭で見かけて購入したものの謎のヴェールに包まれていたトップバリュプレミアム生ビールですが、ついに公式のプレスリリースが発表されました。
販売されているのは、イオン、マックスバリュ、ダイエーなどの系列8,000店舗。
製法や原料にもしっかりとした言及がなされ、ひとつ一つにこだわっているのが伝わってきます。
PB商品にありがちな「安く作れれば良い」というような雰囲気を微塵も感じさせません。
勝手な意見ですが、抑えた流通コストをおいしいビールを作るための原資に充てたようにも感じられます。
これはもう飲むしかありません。
ところで、もう一つのトップバリュビールの富良野生ビールですが、なんと生産を一時休止するそうです。
原因は、原料に一部使用されているリトルスターというホップがないためとのこと。
国産ホップは希少なうえ、富良野で作られているものに限定するならば出荷量がさらに少ないことは何となく思い浮かびます。
それでも、商品は流通大手イオン系列の全国のお店で並んでいたんですから、ある意味すごいことですよね。
いずれにせよ、富良野生ビールの活躍で国産ホップがもっと注目されるようになってほしいですね。