名前:東京クラフト バーレイワイン2018
原産国:日本
ブルワリー:サントリー
スタイル:バーレイワイン
アルコール度数:9.0%
今日の乾杯ビールは東京クラフト バーレイワイン2018
発売前から物議を醸していましたが、ついに販売開始になりました。
バーレイワインとは読んで字のごとく「麦のワイン」。ワインのようにアルコール度数が高いことと、発酵に長時間をかけて熟成させることがその由来とされています。深いフルーティな香りと高発酵によるどっしりとした飲み口が特徴です。ビールの中でも高価なので、ビアバーでも一回り小さいグラスで提供されることが多いです。
果たして東京クラフトがデザインすると、どんなバーレイワインになるのでしょうか。
グラスに注ぐと、泡はあまり広がらない一方で、グラスの底や面から強い発泡が発生します。まるで、ベルギーのデュベルのようです。
ドライフルーツのような深くて芳醇な甘みとアルコールの香りが立ち上ってきます。
口に含むと、まずは甘みが感じられます。
ところが一瞬にして辛口に変化し、高発酵で刺激の強いビールが押し寄せてきます。
スピリッツのようなコクや渋みみたいなのはサントリー頂を彷彿させますが、パンのような麦芽のフレーバーが雰囲気を盛り上げてくれます。
飲んだ後は喉元が熱くなって苦みが続き、辛口で舌がヒリヒリします。しばらくすると口にフルーツジャムのようなほのかな甘さが残ります。
天然水のサントリーさんなので味の奥行きがもう少しほしいのが正直なところですが、限られた時間と予算でバーレイワインを造ってやろうとする心意気に敬意を示したいと思います。
頂に近い飲象を受けたので、頂ゴージャス版として改良するのもありなんじゃないでしょうか。