こんにちは、ユタローです。
ビールが好きですが、家では他のお酒も飲んでいます。
食事に適したお酒を選びたいと思うこともしばしばあります。
和食なら日本酒・焼酎、洋食ならワインというのが一般的なところじゃないかと思います。
そんな僕が、最近飲んで強い個性を感じたのがWAKAZEさんの日本酒。
日本酒なのにフルーティな味わいがしっかり出ていて、まるでワインみたいな口当たりなんです。
和洋両方の特徴が出ているので、日本酒でありながらも洋食ともピッタリとマッチします。
しかもボトルもオシャレ。プレゼントで渡しても喜ばれるんじゃないでしょうか。
今日はWAKAZEさんの日本酒の魅力を紹介しましょう。
WAKAZEの日本酒のおすすめポイント
WAKAZEさんは2016年に創業したばかりの比較的新しい会社。
「人生に、ワクワクを仕込もう」をモットーに、日本酒の魅力や楽しみを国内外に発信しています。
その特徴を端的にまとめてみると、
- 洋食とのマリアージュを意識した日本酒
- お猪口よりもワイングラスが似合う
- ワイン樽で熟成した厚みのある味わいの「ORBIA」
- 発酵中にボタニカル素材をブレンドした、香り高いお酒「FONIA」
- フランス生まれの日本酒「C’est la vie(セラヴィ)」
WAKAZEさんの日本酒は、そのボトルの形状からワインを彷彿させます。
「世界で飲まれる日本酒を造りたい」というコンセプトのもとにイタリアンやフレンチなどの洋食と合わせることのできる日本酒を醸造しています。
そのため、洋食の並ぶ食卓に置くと、あたかも洋酒のような雰囲気でオシャレに溶け込みます。
そうすると、お酒を注ぐ器はお猪口よりもワイングラスの方がしっくりきます。
実際、WAKAZEさんのお酒は副原料の素材を活かした深みのある香りを持っているため、その香りが滞留しやすいワイングラスで飲むのがベストです!
でも、白ワインと違ってアルコール度数が15度近くある日本酒なので、お酒に強くない人は注ぎすぎに気を付けましょう。
ワインのような日本酒・WAKAZE「ORBIA(オルビア)」
日本酒の香りといえばふくよかな米の甘い香りを想像しますよね。
まさにこの香りが和食の繊細な良さを引き立ててくれます。
しかし、味付けの濃い洋食とのペアリングで考えるといまひとつしっくりこなかったりしませんか。
そんなときにおすすめなのがWAKAZEさんのORBIA(オルビア)です。
ORBIAは洋食の油脂分の多さや、ボリュームのある味付けに釣り合うような「ボティの強い酒質」とワイングラスで飲んだ時に楽しめる「香りの芳醇さ」を追い求めて造られました。
さらに、お酒の熟成にはワインで使用したオーク樽を活用しています。
オーク樽熟成を行うと、ビールでもそうですが、お酒のベースにいぶしたような深い香りが感じられ、心地よい余韻に浸ることができます。
一方で、手間とコストがかかるので、オーク樽熟成のお酒は多く流通していません。
裏を返せば、ORBIA(オルビア)は時間をかけて丁寧に作られたお酒であることがわかります。
ORBIA(オルビア)・LUNA(ルナ)を飲んでみた
ORBIA(オルビア)の中でも濃厚な甘みとフルーティな香りを持つLUNA(ルナ)を飲んでみました。
こちらは貴醸酒仕込みで、白ワイン樽を使用して熟成しています。
日本酒としては少し色味がかかっているので、ワイングラスに注ぐと本当に白ワインのように見えます。
まず、鼻を近づけると、あんずのような深みのある甘い香りが広がります。
日本酒の米っぽさはあまり感じません。
口に含むと、ジワジワッとフルーツ感が口の中に広がり、マンゴーや桃のような甘みを感じます。
かなり甘みはあります。
しかしながら後味がすっきりとしているので、飲んでいて飽きがきません。
ハチミツのようにボディが強いので、甘い料理に合わせるのも良いかも知れません。
素材本来の香りが引き立つ・WAKAZE「FONIA」
日本酒の香りといえば、あの米っぽい感じは切っても切り離せません。
まぁ、原料が米なので当然なんですけどね。
WAKAZEさんの「FONIA(フォニア)」は、その「当然」とされているイメージに付加価値を与え、飛躍させた新感覚のお酒なんです。
ホームページによると、
世界の料理にも合わせることができる 「究極の食中酒」を目指して、
ボタニカルな薫りや味わいを取り入れた新感覚のSAKEを開発しました。ラテン語で《調和》を意味する「sinfonia(シンフォニア)」が由来の「FONIA」(フォニア)は、
米とともにボタニカル素材を発酵することで、
従来の日本酒にはない薫りや味わいが特徴のボタニカルSAKEです。国産の柑橘やハーブ、スパイスによって広がる薫りに米由来の酸味や旨味が合わさり、
世界の料理を華やかに彩ります。※伝統的な日本酒の製法の中でボタニカル素材を副原料として使用しておりますが、
酒税法上は「その他の醸造酒」という括りのお酒となります。
海外旅行中の食事に香辛料やオイルがガンガン入っているとエキゾチックな気分に浸れる半面、慣れてくると「脂っこい」とか「味が濃い」とか感じたことはありませんか。
日本にもあるファーストフード店でもハンバーガーの味がまるで違うことに驚かされたこともあります。
そう考えると日本と海外の食事には味の濃度の違いがあるわけで、日本料理とともに歩んできた日本酒が外国の地場の料理とマリアージュするためにはどちらかが一方に歩み寄る必要があります。
そんな世界の様々な料理と調和する日本酒として誕生したのが、FONIA(フォニア)
さて、ボタニカルとは「植物の」という意味。
なんだかシャンプーみたいですけど、要はハーブっぽい香りのこと。
WAKAZEのFONIAは、日本酒の発酵中に山椒、ゆず、レモン、しょうがなどの副原料を投入しています。
一般的なリキュールの場合、副原料はお酒の発酵後に香りづけとして混ぜています。
しかし、発酵過程でこれらの副原料を投入することでもろみと化学反応を起こし、FONIAはハーブの深い香りとスパイシーな味わいを楽しむことができます。
こう書くと投入の順番を入れ替えただけのようにも見えますが、お酒は生き物なので安定した味を作るのは難しいことですし、あえて他の蔵元がやらないことに挑んだチャレンジングなお酒なわけです。
FONIA(フォニア)・TERA(テラ)を飲んでみた
FONIA(フォニア)の中でも重厚な味わいとハーバルな薫りが特徴のTERA(テラ)を飲んでみました。
まず鼻を近づけると、米の強い香りを感じます。
TERAの香りの特徴はお米。無肥料・無農薬で栽培された食用米「亀の尾」を使用して、力強い香りを表現しています。
お米の持つ魅力が巧みに引き出されています。
口に含んでみると、口当たりがとてもやさしい。
複雑な甘みが広がっていきます。
かといって甘みが強過ぎず、時折感じられる山椒やしょうがの香りがグッと引き締めてくれます。
グビグビと飲み続けたいタイプのお酒です。