ブルックリン　ラガー

このビール、スーパーやコンビニで見かけたことがありませんか？

パッケージの配色が何となくハイネケンに似ていますが、全くの別物です。

アメリカのクラフトビールの代名詞とも言われているブルックリンラガーです。

日本国内ではキリンビールがライセンスを取得して販売しています。

その人気は数字にはっきりと現れていて、2004年以降の11年間の販売数量が年間平均18%という急成長を示していて、クラフトビールとしては稀有の存在となっています。

クラフトビール革命 地域を変えたアメリカの小さな地ビール起業 [ スティーブ・ヒンディ ]

ところで、アメリカのビールと言えばバドワイザーが思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

日本の大手メーカーのビールを好んで飲む方にとっては「バドワイザーは甘くて薄い」という印象を持つ方が多いということを私は知っています。

なぜなら、20年近く前に野球場でビール売りのバイトをしていたときにそのような声をたくさん頂いたから実体験としてわかるのです笑

今だから言えるのは、世界のビールの多様性がわかれば、バドワイザーもバドなりに世界で一番売れている理由がわかるのです。

さて、ブルックリンラガーに話を戻しましょう。

キレのあるホップの香りが漂い、鼻を近づけるにつれて麦芽が感じられます。

口に含んでみると印象よりも発泡が弱いですが、ふくよかな麦のフレーバーが広がっていきます。

イメージ的にはだんたんと口の中に膨れ上がる感じで、アトラクションのように次から次へと楽しませてくれます。

高発酵でホップがしっかり効いています。

一方、喉越しは爽やかで、不思議なくらい飲みやすいです。

後味もすっきりしていて、モルトの熟成感と程よいホップの渋みが余韻を与えてくれます。