ユタローです。乾杯してますか?
今回はイオン限定ビールのBARREAL GRAND(バーリアルグラン)について紹介していきます。
バーリアルとは
バーリアルとは、イオンと系列店舗で独自に販売しているビールテイスト飲料のことです。
イオンのプライベート・ブランド(PB)商品「トップバリュ」の一つとして販売され、低価格であることと、流通大手のイオンが手掛けているという消費者への安心感が大きな魅力です。
プレスリリースによると、2010年6月より販売を開始し、2021年には過去最高売上を達成しました。
ビール離れと呼ばれる昨今では信じられない快挙!
というか、やっぱり価格が安いんですよね。
350ml缶がなんと1本78円(+税)!
安いは正義で考えたらダントツのパフォーマンスを発揮してくれます。
バーリアルはビール?
バーリアルは一番搾りのような「ビール」ではなく、金麦などと同じ「リキュール(発泡性)②」に該当します。
リキュール(発泡性)②とは、税法上で定められたビールテイスト飲料の区分のことです。
この区分は様々なケースがあるのですが、バーリアルのケースで言うと、麦芽で発酵させた液体の中にリキュールを加えてアルコール感を出しています。
ちなみに、今回のリニューアルで区分が変更になりました。
まぁ、「ビール」じゃなくて新ジャンルと思っておけば良いです。
バーリアルはキリンビールが醸造
販売当初、バーリアルは韓国で製造されていました。
しかし、輸送時間がかかるなどの課題もありました。
そこで、2018年6月より製造の委託先をキリンビールに変更し、国内工場での製造に切り替えました。
言われてみるとキリンっぽいよなと思った方、正解です!
【2023年3月】BARREAL GRAND(バーリアルグラン)誕生

そんなバーリアルですが、2023年3月16日にBARREAL GRAND(バーリアルグラン)にリニューアルしました。
パッケージには、東北産ホップIBUKIの使用を大々的にアピールしています。
主な変更点を整理していきましょう。
価格が108円に変更
初っ端から悲しいお知らせです。
バーリアルはリニューアルに伴い、350ml缶が108円に変更になりました。
実質、30円の値上げになります。
バーリアル4本分の金額でバーリアルグランが3本しか買えないかと思うと少し残念に感じますね…。
原料高騰に伴う値上げもあるのでしょう。
しかし、2023年10月に実施される酒税法改正の動きを見越したうえでの値上げでもあります。
東北産ホップIBUKI
販売価格は上がりました。
しかし、作り手側が何もしていないわけではありません・
価格に見合うような魅力的な要素を組み込んできました。
それが東北産ホップIBUKI。
聞いたことがありませんか?
そうです、キリンビールが毎年11月上旬頃に発売しているキリンビール 一番搾り とれたてホップ生ビール、通称とれいちで使用されているホップです。

この銘柄はキリンビールが岩手県遠野市や秋田県横手市などで契約栽培している銘柄です。
なので、他の大手ビール会社には手が出しにくいホップなのです。
とれいちを飲んでIBUKIが気に入った人にとって、この108円という価格は衝撃的に安く感じるのではないでしょうか。
少なくとも僕は感じました。
この辺りの独自性のあるPBの作り方は、トップバリュベストプライス 富良野生ビールでの希少ホップ・リトルスターの使用に通じるものがありますね。

さすがイオン!
区分が「発泡酒」
前述のように、バーリアルは「ビール」ではなく「新ジャンル」。
それはバーリアルグランになっても同じです。
しかし、今までは「リキュール(発泡性)②」と表示されていましたが、今回は「発泡酒」に表記が変更になりました。
これには2023年10月の酒税法改正が大きく影響しています。
この改正により、今まで「新ジャンル」とよばれていたものと「発泡酒」と呼ばれていたものが、すべて「発泡酒」へと統一されます。
それによって何が変わるかというと、やはり酒税です。
350ml当たりの酒税は、「新ジャンル」が37.8円だったのに対して、「発泡酒」は46.99円です。
つまり、先程の値上げ分の1/3程度が酒税に引き当てられると考えることができます。
それにしても、旧バーリアルが78円で「新ジャンル」酒税が37.8円だったことを考えると、半分は税金だったわけです。
その上、消費税10%を払っているわけで…。
閑話休題。
さて、この酒税法の改正2020年10月から始まっています。
「ビール」の税率を下げ、「新ジャンル」の税率を上げることで、最終的には同率にするのが目的です。
それにしても、「ビール」の酒税は下がっているのに、販売価格は上がってないですか?
BARREAL GRAND(バーリアルグラン)の種類・違い

BARREAL GRAND(バーリアルグラン)は3種類あります。
もともとバーリアルも3種類だったので、そのまんまリニューアルしたものだと思ってOKです。
簡単に言うと、
- 青のRich Taste→コク強めで飲みごたえあり
- オレンジ→キレがあって飲みやすい
- 白と緑の糖質50%オフ→かなりスッキリ
どれが良いとか悪いとかというよりも、自分の嗜好にあったものを選んでみると良いのではないでしょうか。
BARREAL GRAND(バーリアルグラン)Rich Taste
キャッチコピーは「上品な香りとコクのある味わい」
アルコール度数は6%で、ヱビス(5%)やプレモル(5.5%)よりも高めに設定されています。
コクをしっかりと感じさせながらも押し付け感がなく、香りや苦みに緩急があって繊細さを感じます。
https://www.kanpaidays.com/barrealg-r/
BARREAL GRAND(バーリアルグラン)
キャッチコピーは「飲み飽きない味わい」
リニューアル前と比べて、味わいが大きく変わりました。
スーッと染み込むような飲みやすさ。
それでいてホップの香りや苦みがアクセントになり、要所要所にメリハリがあります。

BARREAL GRAND(バーリアルグラン)Rich Taste
キャッチコピーは「スッキリ軽快な味わい」
ハッキリ言ってこれ系の中でこんなにおいしいものに初めて出会えました。
糖質オフではない新ジャンルや発泡酒と肩を並べても負けていません。

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