kachofugetsu
ユタローです、乾杯してますか?
- 東北六県で期間限定で販売されたビール
- コク深さがサッポロビール
- 奥行きがあって飽きない
ここで買いました
首都圏のイオンで購入しました。
こちらは東北六県限定で期間限定発売されているビールです。
アサヒビールのギフトセットにラインナップされていたこともありました。
意外と通販では販売されています。
アサヒビール 花鳥風月
こんなビールです
アサヒビールの東北限定ビールの花鳥風月。
アサヒビールらしくない、というか大手のビールっぽくないネーミングですね。
しかもパッケージも美しくないですか?
めでたさの押し売り(?)のような年始パッケージにはない上品な華やかさを感じます。
Asahiロゴの小さいとアサヒビールはデザインが生きるの法則がここにも当てはまります笑
さて、花鳥風月は2021年10月に青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県の東北六県で発売されたビールです。
そのほかにもアサヒビールさんのギフトにもラインナップされていましたが、その存在を知っている人は少ないのではないでしょうか。
しかし、人気が高かったためか、2022年10月に東北六県限定で再び発売されました。
そして、どういうわけか埼玉県のイオンに並んでいたので即購入。
少数ですが6缶パックもありました。
プレスリリースによると、
今回のリニューアルでは、商品特長である果実のように華やかな吟醸香をさらに追求するため、新たなホップを採用しました。また、これまで使用していた濃色麦芽を増量することで、よりコクのある味わい深さを実現します。パッケージは、真珠のように光沢のある白色のベースに紅色を差し込み、縁起物である熨斗のしを彩り豊かに重ねた “束ね熨斗”をデザインすることで、“和の上質感”をきらびやかに演出しています。缶体には「薫り華やぐ吟醸づくり」と記載することで、商品の特長を訴求しています。
『花鳥風月』は“じっくり丁寧に造られた、和のプレミアム”をコンセプトとして、2021年10月に東北6県で発売した上面発酵のビールです。華やかな香りを引き出すためにじっくり丁寧に醸造する「吟醸づくり」によって、果実を思わせる心地よい吟醸香と味わい深い芳醇なコクを楽しむことができます。
アサヒビール社は、なぜか「吟醸」という言葉にこだわる時があります。
吟醸といえば日本酒。
もちろん、アサヒビール社は日本酒を醸造していません。
…
…
とりあえず、ホップのフルーティな香りくらいに思っておけば良いかと思います。
また、濃色麦芽を使用しており、ホップ以外にも原材料への強いこだわりを感じますね。
いざ乾杯!
グラスに注いでみましょう。
そこまでホップの香りは強くないですが、スーパードライ特有の生っぽい感じもありません。
以前のアサヒさんは良くも悪くもスーパードライの互換性のある限定ばかり醸造していましたが、今までのビールとは明らかに別の表情をしています。
(※花粉症のため嗅覚の精度が落ちています)
それでは乾杯しましょう!!
口に含んだ途端、深みのある麦芽の風味が広がっていきます。
同時にほろ苦さや、穀皮を口にしているかのような麦芽感が口の中に押し寄せます。
まるでサクラビールやヱビスに近い味わいです。
これだけコク深いのに苦みは比較的穏やかにまとまっています。
さらに特徴的なのがホップです。
麦芽の香りの中からフルーティな甘みが顔を出します。
さらにグレープフルーツの渋皮っぽい苦味が口奥に走り、フレッシュな印象に仕立ててくれます。
一辺倒ではなく、フルーティさと麦芽感が入り混じることで複雑な味わいを生み出しています。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
感想
「アサヒビールがこんなビール造るの?」っていうくらいおどろきました。
本当はサッポロビールなんじゃないかと疑ってやみません。
(ちなみに戦前は同じ会社でした)
だって、めちゃくちゃ麦芽のコクが効いているんですよ。
ここまでコク深いアサヒビールは初めてです。
それでいて、ホップの個性がうまく調和して、ビールに奥行きを与えてくれます。
正直、アサヒ スタウトと二枚看板で売り出してほしいです。
見つけたら必ず飲んでみてください。