ユタローです。
皆さんはビアカクテルを飲んだことがありますか?
ビールにジンジャーエールを加えたシャンディガフ、コーラと割ったコークビア。
ビールにトマトジュースを混ぜたレッドアイは、アサヒビールが缶ビールとして販売するほど定着しています。
今回紹介したいのは、ニュージーランドのブルワリーから発売されている、ビールとビールを混ぜて楽しむビール「ビアブレンダー」。
一度で3度美味しいビアブレンダーの魅力を余すところなく紹介していきましょう。
ここで買いました
鈴木酒販神田店さん(2021年5月閉店)で購入しました。
神田店閉店後も三ノ輪本店では国内外の人気ビールを販売しています。
ビアブレンダー/BEERBLENDERとは
ビアブレンダーとは、混ぜ合わせて飲むことを意図して作られた2種類のビールをグラスの中でブレンドして楽しむ新感覚のビールです。
2つのビールがラベルによって1つにパッケージされていて、開封すると250mlの2種類の缶ビールにわかれます。
ブレンド前のビール単体でも美味しく味わえるため、1つのビールで3つの味わいが楽しめます。
こちらのビールを醸造しているのはアーバノートブルーイング(Urbanaut Brewing)
アーバノートは2017年に創業した、ニュージーランドの首都オークランドの中心部にあるブルワリー。
公式ホームページによると「アーバノートのビールは世界の探検家のために作られた」というミッションを掲げています、
ブルワリーツアー(18歳未満は参加不可)も定期的に行っていて、飲み手にオープンなブルワリーです。
アーバーノートのビールはヘイジーIPAやウェストコーストIPAなど、多様なIPAスタイルのビールを中心に醸造しています。
中でもで注目すべきがビアブレンダーシリーズ。
その発想がとても斬新!
別々のビールをカクテルのように混ぜて飲もうというスタイルです。
最近では果汁を加えたものも酒税法で「ビール」と認められるようになり、フルーツ果汁を加えたビールは何となく市民権を得てきているように感じます。
しかしながら、「ビールとビールを混ぜる」、これはちょっと思いつかない考えですよね。
さらに、最初からブレンドをすることを目的に、2種のビールをパッケージ化して1つの商品として販売するなんて夢にも思わないです。
それを実現させたのがビアブレンダーなんです。
日本で買えるビアブレンダー
2021年4月に日本に上陸したのはこの3つ
- タンジェロヘイジーIPA&シャンパンIPA
- ココナッツヘイジーIPA&パイナップルサワー
- ストロベリーヘイジーIPA&キューカンバーミントサワー
商品名だけ見ても、それぞれ単品で飲んでみたくなるような魅力的なビールばかりですね。
今回はタンジェロヘイジーIPA&シャンパンIPAを飲んでみたいと思います。
ビアブレンダーを飲んでみました
まず、真ん中のプルタブをベリベリとはがします。
2つの250mlの缶ビールにわかれます。
【CAN A】タンジェロヘイジーIPA
- ブルワリー:アーバノート/Urbanaut Brewing
- 原産国:ニュージーランド
- ビアスタイル:ヘイジーIPA
- アルコール:6.2%
- 副原料:オレンジフレーバー
オレンジフレーバー配合のためみかんのような香りが感じられますが、スッキリとしています。
苦みはほぼ感じません。
オレンジの果汁感と爽やかな甘さが広がっていきます。
【CAN B】シャンパンIPA
- ブルワリー:アーバノート/Urbanaut Brewing
- 原産国:ニュージーランド
- ビアスタイル:ブリュットIPA
- アルコール:7.5%
マスカットのような香りが広がります。
口に含んでからもマスカットの風味が感じられ、まさに白ワインのよう。
アルコールの辛さがアクセントのように走ります。
苦みもしっかりと出ていて、飲み込んだ後もしばらく残ります。
【CAN A×CAN B】ブレンドしてみました
それぞれのビールをブレンドしたのが真ん中のグラス。
右のタンジェロヘイジーIPAの方が色が濃かったため、ちょうど2つの中間のような色味をしています。
シャンパンっぽいフルーティでキリッとした味わいがありながらも、まるでドリアンのような深みのある南国系フルーツの甘みを感じます。
スッキリ感と後味の辛さが程よく調和しているので、飲み終えた後に爽快な印象が強く残ります。
ビアブレンダーをぜひ体験してみましょう
ビール同士をかけあわせるという今までにない試みのビールでしたが、実際に飲んでみるとブレンドによる違和感はまったくありませんでした。
混ざり合ってもお互いの個性がケンカをせず、むしろ特長がより引き立って感じられます。
ビールの量も飲み比べを考えると一人分として適量です。
このビールは1,000円近くするため海外ビールの中でも安くはありません。
しかし、1つのビールで3度楽しめることを考えると体験価値が非常に高いと思います。
ビアフェスで飲み比べセットを注文するようなのと同じ感覚といったところでしょうか。
外飲みできない今だからこそ、ぜひビアブレンダーを楽しんでみましょう。