- 人口約60人の島のブルワリー
- こだわりや思いが感じられる
- 燻製ビールを飲んでみたい人におすすめ


ここで買いました
小西酒店さんで購入しました
六島ドラム缶会議

こんなビールです
岡山県南部の笠岡市の離島、六島(むしま)にある六島浜醸造所さんのビール。
人口約60人の小さな島のブルワリーさんです。
生活必需品とは一線を画すクラフトビールの醸造を、この規模のコミュニティで行うのはかなり大きな決断が必要だったんじゃないでしょうか。
とてもすごいことだと思います。
そんな六島浜醸造所の中では、IPAやヴァイツェンと比べて認知度の低いラオホスタイルのビールを醸造しています。
ラオホとは、燻製によって香りづけされた麦芽を使用したビールで、鼻を近づけるとモクモクとした香りが広がります。
日本で主流のラガーの一種ですが、一番搾りなどのピルスナーと比べると思ったよりも強いクセを感じるため、やや通好みのスタイルでもあります。
そんな燻製香の漂うビールに、地元・六島産のひじきを副原料として使用しています。
いたるところからチャレンジ精神とビールへの思いがしっかりと伝わってきます。
そのビールの名前が六島ドラム缶会議。
なんとも変わった名前ですが、公式ホームページにその熱い由来が記されています。
引用すると熱量が伝わらないと思うので、ぜひチェックしてみてください。
さらに、六島ドラム缶会議は「JAPAN GREAT BEER AWARD2021」で銅賞を獲得しています。
思いだけでなく、実力もお墨付きのビールなんです。
いざ乾杯!
ラオホらしい木をスモークした香りがモクモク広がります。
さらに、八百屋さんで感じるような野菜の香りも薄っすら感じられます。
色はこげ茶に近い黒です。
それでは乾杯しましょう!!
口に含むと、焦げ感とともに甘みが広がっていきます。
他のラオホと比べると穏やかな口当たり。
燻製感も強すぎないため、飲みやすさを妨害しません。
燻製の香ばしいかおりが鼻からが抜けていきます。
コーヒーのようなほろ苦さが現れます。
これが意外と余韻として残り、雰囲気を長く感じさせてくれます。
喉や舌を熱くさせてくれるので、飲みごたえも十分です。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
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感想
ラオホはで香りが濃厚であればあるほど、がぶ飲みには向かないビール。
しかし、六島ドラム缶会議中はラオホの中でもかなり飲みやすく、やさしい味わいです。
それでいて、後味や鼻から感じる香りもしっかりしているため、満足感の高いビールに仕上がっています。
これだけ飲みやすいと、つまみなしでグッと飲むのにも適しています。
また、ひじき由来と思われる野菜のような香りも繊細でおもしろい。
燻製ビールに興味がある人におすすめします。

