- ベテランブルワーが新たに醸造した新規ブルワリー
- 深いコクと木のような香り
- 個性が立っているのにスーッと飲める


ここで買いました
小西酒店さんで購入しました
窯焚きセッションレッドエール

こんなビールです
いわて蔵ビール、Outsider Brewing、ウェストコーストブリューイングなどの名だたるブルワリーで醸造を行い、数々の定評高いビールを生み出してきた日本のレジェンドブルワー・丹羽智さん。
そんなレジェンドを工場長として招き、2020年よりビールの醸造をスタートしたのがカマドブリュワリーです。
ネットショップで発売したビールは3分を待たずに即完売。
その注目度の高さに反比例してなかなか手に入らないため、知る人ぞ知るブルワリーといったような雰囲気を持っていました。
ネット通販での購入をあきらめたユタローでしたが、ビールの販売から半年近く経ち、ようやく店頭で購入することができました。
カマドブリュワリーさんはラベルのデザインにも力が入っています。
この窯焚物語は、着火に始まる窯焚きのプロセスの風景を組曲に見立てたシリーズで、江戸時代の窯焚きの様子を描いた絵巻物をベースに描かれています。
ラベルには文字がアルファベットで書かれていて、外国のビールのようにも感じられます。
ところで、ブルワリーのある瑞浪市といえば、古くから陶芸が盛んな地域です。
地元の窯焚きのイメージをビールに重ね合わせていて、まさに地ビールといった存在感すら出ていますね。
エニグマホップを使用しているビールはめずらしいですが、丹羽さんはOutsider Brewingの工場長を務めていた時にエニグマIPAを醸造していました。

ここぞというときに希少ホップで緩急を入れることができるのは、まさにベテランブルワーの腕の見せ所なのかもしれませんね。
いざ乾杯!
ビールの色は明るめのブラウン。
アメリカンホップのように爽やかな柑橘系の香りが感じられます。
それでは乾杯しましょう!!
口当たりは軽やか。
しかし、しっかりとした濃色麦芽らしいコクのあるビールが口の中に広がっていきます。
紅茶のような渋みが程よいアクセントとして現れます。
やはり特徴は香り。
芳醇な麦芽香とともに木のような香ばしいかおりが鼻を抜けていき、心をリラックスさせてくれます。
また、飲み込んだ後もビターな渋みが長く残るため、口の中の余韻と合わせて楽しむことができます。
奥深い味わいがおもしろいです。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
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感想
カラメル系の麦芽の味わいをエニグマホップの個性が支え、コクと華やかさがバランスよく現れています。
また、低アルコールなこともあり、飲みやすいビールに仕上がっています。
セッションというとセッションIPAの印象が強いですが、こういうコクや香りの個性が強いビールにも取り入れると、最後まで爽やかな印象が続いていきます。
それでいて、しっかりとした余韻を長く楽しむこともできる。
そんな奥深い体験ができるビールでした。
やはりカマドブリュワリーはこだわりがすごい!
見かけたらまた購入してみます。

