- 穏やかで奥行きのある味わい
- 飲んだ後はストロベリーパイ
- すっきりとしたベルリーナー・ヴァイセ


ここで買いました
びあマ神田店さんで購入しました。
ブリュースキ ストロベリーパイ/Brewski Strawberry



- ブルワリー:ブリュースキ/Brewski
- 原産国:スウェーデン
- ビアスタイル:ベルリーナー・ヴァイセ
- アルコール:4.0%
- 副原料:ストロベリー、ラズベリー、レモン、バニラ
こんなビールです
金色をした縦長の缶と額縁に飾られていても違和感のないアートなイラストが目を引くブリュースキスウェーデンのブルワリー。
このパッケージ、かなりインパクトありませんか?
ビールじゃなくても一体何なのか気になりますよね。
ブリュースキの日本国内への輸入を行うDIG THE LINEのホームページによると、
Brewskiは、スウェーデン南部の歴史感じる港町ヘルシンボリが本拠地。 Marcus Hjalmarsson(マルカス・ヤルマション)が2014年に創業。Brewskiのビールはフルーツを使ったものが多く、約80%はベリーや果物を使ったビール。クオリティの高いホップの入手が難しかったため、それを補う形でマンゴーやパッションフルーツなど果物を生かしビールを醸造。その後もフルーツを使用したビールを多数醸造している。
ホップの代わりにビールの中核に据えたフルーツが、結果としてブルワリーの魅力として輝いているというストーリーはなんともカッコイイですよね。
醸造しているビールをのぞいてみると、ベルリーナー・ヴァイセという乳酸菌を使用したサワーのようなビールが多いようです。
日本でサワーやフルーツを使ったお酒というと焼酎やウィスキーで割ったものが思い浮かびますが、サワー風味のビールは想像しづらいですし、フルーツとの組み合わせもアサヒビールのレッドアイ(トマトジュースなので厳密には野菜)くらいしか定着しているものが無いように感じます。
「ビール=苦い」の価値観が根強く続いてきたためかもしれません。
海外に目を向けると、ベルギーでは野生酵母を使った酸っぱいビールやフルーツを副原料としたビールが古くから存在しています。
「ビールはこうあるべき」では見えない世界がビールにはたくさんあり、だからこそ興味がわいてきます。
今回手に入れたブリュースキ ストロベリーパイはストロベリーパイを表現しようと試みたビールですから本当に面白いですよね。
いざ乾杯!
グラスからバニラとベリー系のフルーツの香りが広がってきます。
甘ったるさや酸っぱさがないので違和感を感じません。
それでは乾杯しましょう!!
口に含むとストロベリーの甘酸っぱい味わいが広がっていきます。
ただし酸味の角が強くなくて口どけも良いのでとても飲みやすい。
また、随所にレモンが感じられます。
このレモンがアクセントになることでベリー一辺倒の味わいにならないのも飲みやすさを加速させる要因ではないでしょうか。
苦みはほとんど感じません。
後味すっきり。ほのかに残ったバニラの香り、そしてパイ生地の粉っぽさを感じさせる余韻が奥行きを感じさせてくれます。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
感想
パッケージから甘酸っぱくてモッサリしそうなイメージを感じますが、全体的に軽快ですっきりとした味わいにまとまっています。
アルコールが4.0%で苦みもほとんどないため、ビールとは思えないほど口になじむ。
むしろ、ジュースではなくビールだからこそすっきりと飲めるのかも知れません。
酸味がきついビールが苦手な人にもオススメできます。
副原料として使用されているストロベリー、ラズベリー、レモン、バニラをしっかりと認識することができるので、あまりビールを飲み慣れていなくても個性が理解でき、その面白さを感じることができます。


