- カカオのような香ばしさ
- ほろ苦さと甘みが広がる
- くどくなく、すっきりとした味わい
ここで買いました
そごう川口のお酒売り場で購入。
(2021年2月28日をもって閉店)
(2024/12/07 11:30:25時点 楽天市場調べ-詳細)
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カーネギーポーター/Carnegie Porter
- ブルワリー:ローレンツカ醸造所(カールスバーグ/Carlsberg)
- 原産国:スウェーデン
- ビアスタイル:バルチックポーター
- アルコール:5.5%
こんなビールです
スウェーデンで最も歴史のあるビールで、1817年にローレンツカ醸造所で醸造が開始、1836年にカーネギー投資銀行の前身にあたるD・カーネギー社が事業を譲り受け、その社名を冠したビールを発売しました。
ちなみにこのカーネギーさんは実業家として大きな成功を治めますが、自己啓発書で有名なデール・カーネギー氏とは全く関係がありません。
このビールの注目すべきところはバルチックポーターというビアスタイル。
ポーターはイングランド生まれのビールで、エール酵母を用いて醸造されます。
しかし、このポーターがバルト海沿岸に入ってきたところ、世界で初めてラガー酵母の純粋培養に成功したデンマークを経由しているうちにラガー酵母で醸造されるようになりました。
ポーター=エールという固定観念を見事に打ち砕く斬新さ。
ラガースタイルのポーター、どんな味なのか気になりますよね。
早速飲んでみましょう
いざ乾杯!
グラスに注いでいると、コーヒーのような香りが薄っすらと立ち上ってきます。
焦げたような香りの中にはほのかに酸味を帯びているようにも感じます。
それでは乾杯しましょう!!
コーヒーのような焙煎したほろ苦さと甘みが感じられます。
この焙煎感はカカオのような香ばしさがあり、甘さと重なり合うことでチョコレートのような雰囲気を醸します。
「黒ビール」らしいほろ苦さは一気に広がっていきますが、とてもすっきりしていて口の中に残りません。
エールのようなしつこさがないんです。
チョコレートの香りは飲んでいる間、終始、鼻を通り抜けていくのでチョコレート風味のコーヒーを飲んでいるような感覚です。
また、すっきりはしているもののキレはなく、程よい甘さが心地よい余韻を残してくれます。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
(2024/12/07 11:30:25時点 楽天市場調べ-詳細)
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感想
英国のポーターと比べると香りや味わいがすっきりとしていてとても飲みやすいです。
また、同じラガーの「黒ビール」シュバルツと比較するとキレは弱めで、ほろ苦い味わいと甘さがやさしく口の中に広がっていきます。
このカーネギーポーターは、ポーターのスタウトほど強過ぎない焙煎感とラガーの飲みやすさが程よく調和しています。
コーヒーと比べても後味が強くなくてとても爽やかです。
おもしろいビアスタイルなのでぜひメジャーになってほしいですし、国内ブルワリーが作るバルチックポーター(ロコビア・平八郎は人気がある)も飲んでみたいです。