- コルシカの名産の栗を副原料に使用
- 天津甘栗を思わせる栗の香り
- 甘さのないビターなラガービール
ここで買いました
そごう川口のお酒売り場で購入。
(2021年2月28日をもって閉店)
(2024/12/06 21:32:02時点 楽天市場調べ-詳細)
ピエトラ マロン/Pietra Chestnut Beer
- ブルワリー:ピエトラ醸造所(Pietra)
- 原産国:フランス
- ビアスタイル:アンバーラガー
- アルコール:6.0%
- 副原料:コルシカ産栗粉
こんなビールです
地中海に浮かぶ、フランスのコルシカ島にあるピエトラ醸造所のビール。
コルシカ島はこの辺りです。
ちょうどフランスとイギリスの中間地点みたいな場所ですね。
このビールの特徴は副原料に栗の粉を使っていることです。
なんでまた栗なんだろうと疑問に思いませんか?
栗はコルシカ島の名産品。
平地が少ないため小麦粉の代わりに粉状にした栗が古くから代用されていて、栗を使ったお菓子から伝統料理まで存在します。
日本では栗を名産にしている離島のことはあまり聞かないため、これを聞くと少しびっくりしますね。
栗が生活に根付いているコルシカ島だからこそ誕生したのが栗ビールなわけです。
日本で栗のビールというと、宮崎ひでじビールさんの栗黒が有名です。
僕も何度かけやきひろばのビール祭りで飲みましたが、芳醇な味わいと深い香りが心地よい、濃厚なビールでした。
(2024/12/06 21:32:02時点 楽天市場調べ-詳細)
一方で、ピエトラ マロンは下面発酵のラガービール。
フランスは隣国のベルギーの影響を受けたエールが多い印象ですが、ピエトラ マロンはラガーなんです。
さて、栗のラガービールがどんな味わいなのか、早速飲んでみたいと思います。
いざ乾杯!
グラスに注ぐと、まるで天津甘栗を路面で販売しているお店を横切った時のような栗の香りが広がります。
深みがあるので、どことなくパンに塗るマロンクリームを彷彿させたりもします。
また、ビールはアンバーエールのような銅褐色。通過性はあまり良くありません。
それでは乾杯しましょう!!
思ったよりも高発泡で刺激が口に広がります。
ホップのハーブ香に甘さが入り混じるような香りはベルギービールのような複雑さを呈しています。
苦みよりも渋みが際立っていて、舌の中にギシギシと渋みが食い入るように攻めてきます。
栗の甘い香りを漂わせつつもビール自体には甘さがなく、全体的にはドライなビールにまとまっています。
飲み込んでからもビターな紅茶を思わせる渋みが押し寄せ、喉の奥をしばらく熱くさせます。
香りの強さ | |
---|---|
苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
(2024/12/06 21:32:02時点 楽天市場調べ-詳細)
感想
栗の存在感をしっかりと香りで感じさてくれる一風変わったビール。
しかしながらビールの味わいに甘さや違和感を感じる要素がなく、ラガーとしての飲みごたえを感じます。
また、すっきりとして喉越しも良いので、食事にも合わせやすいのではないでしょうか。
秋の季節を感じる頃合いに楽しんでみたいですね。