- まさに黒曜石のような漆黒
- 容赦のない焙煎のコゲ感
- 緩急のある飲みごたえのあるスタウト
ここで買いました
鈴木酒販神田店さんで購入。
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オブシディアン スタウト/Deschutes Obsidian Stout
- ブルワリー:デシューツ(Deschutes)
- 原産国:アメリカ オレゴン州
- ビアスタイル:スタウト
- アルコール:6.4%
こんなビールです
アメリカはオレゴン州のブルワリーDeschutes(デシューツと読みます) のスタウト。
オブシディアンとは黒曜石という意味。
黒曜石とは地表に出たマグマが冷え固まった火山岩がの一種で、ガラスのように輝くものはアクセサリーに使われています。
黒曜石のイメージからして、このオブシディアンスタウトもしっかりと焙煎された麦芽を使用して漆黒に染まったような液色をしたビールなのではないかと飲む前から想像が膨らみます。
パッケージにはギリシャ神話に登場する双頭の犬オルトロスが描かれていて、今にも火口から襲い掛かろうと姿はRPGの中ボスさながらの緊張感を漂わせています。
(個人的にはロマサガ2が思い浮かびました笑)
いかにも強そうなビールに立ち向かっていきたいと思います。
いざ乾杯!
黒曜石を名乗るだけあって真っ黒なビールが姿を現します。
グラスに立ち上る泡まで黒みを帯びていますが、泡は過ぎに引いていきます。
焙煎された香りには、時折、あんこのような甘みを感じます。
それでは乾杯しましょう!!
まず第一印象はやさしい。
口当たりは思ったよりもやわらかく、凝縮されたような甘みが口の中にストーンと入ってきます。
ところが、見かけ倒しなのかなと思ってビールを喉に通すと様相が一変!
口の中がだんだんとほろ苦さに占有されていき、渋みが口の中へ一気に押し寄せてきます。
まるで炭を口の中に入れているかのような感覚になり、鼻からは焦げ焦げの香りが通行していきます。
しかしながら、時折顔を出す酸味がアクセントになったり、後からアルコール感がフワーっと漂ってきたりと、飽きさせない仕掛けが散りばめられているのも特徴です。
火傷する覚悟がないと感じられないような焦げ焦げ感。このほろ苦さがクセになる。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
感想
今までいろんなスタウトを飲んできましたが、こんなにメリハリのある焦げ感を感じたスタウトは初めてです。
焙煎した香りが強調されながらもスモーク系のビールのように飲んだ後にも尾を引くわけではなく、しつこく感じにくいのも特徴です。
この苦みはIPAの柑橘系の渋皮の苦みとは全くの別物ですが、好きな人がとことんハマりそうな中毒性を秘めています。
3杯目以降で気分転換をしたい時にチョイスしたいビールです。