- 濃密でマットな味わい
- ウィスキーのような深いコク
- 余韻も楽しめるキレッキレの苦み
ここで買いました
発売日の夕方にファミリーマートで購入。
話題になっているためか、既に500mlは売り切れていて350mlもラスト2本でした。
(2024/12/07 11:56:22時点 楽天市場調べ-詳細)
サッポロ 開拓使麦酒仕立て
- ブルワリー:サッポロビール
- 原産国:日本
- ビアスタイル:
- アルコール:6.0%
サッポロ 開拓使麦酒仕立てが発売されるまで
支持の高いファミマ×サッポロのコラボビール
サッポロ 開拓使麦酒仕立てがファミリーマート限定で発売されました。
ファミマとサッポロビールさんのコラボレーションのビールはどれも評価が高いものばかり。
ホップの持つ苦みや香りにスポットを当てた「至福シリーズ」は、しっかりとキャラクターが立っていながらも「クラフトビール」になじみのない方でもおいしさが実感できるようなビールに仕上がっています。
ファミマ限定サッポロビールにはコアなファンも多く、コンビニであまりビールを買わない僕ですらリピートしてしまうんです。
発売前に誤表記が発覚
1月5日、サッポロ 開拓使麦酒仕立ての発売がサッポロビール、ファミリーマートの各プレスリリースで発表。
しかし、3日後の1月8日に急遽発売中止をすることに
原因は商品のパッケージの正しくは「LAGER」とすべきところが誤って「LAGAR」と表記されたことによる誤表記。
この部分です。
確かにAになってますね。
もっとも言われてみなければわからないですし、そもそもラガーの表記を気にする消費者なんてほとんどいないんじゃないでしょうか。
発売中止のプレスリリース後にSNSやネットニュースのコメントを見ても、「商品に問題がないのに捨てるのはもったいない」「消費者に迷惑がかかる事案じゃないからミスした担当者を許してあげて」など温かいコメントが多数寄せられていました。
「発売中止」の取消→発売することに!
そして発売中止を発表した5日後の1月18日、両社は方針を転換し、サッポロ 開拓使麦酒仕立てを誤表記のまま2月2日に発売することを決定しました。
その後、本商品の取扱いを心配する声や、発売を切望する声など多数の意見が両社に寄せられ、、発売中止の決定を取り消すことといたしました。
図らずも一躍有名になったサッポロ 開拓使麦酒仕立て。
本来の発売より遅れること3週間、醸造されたビールがファミリーマートの店頭に並ぶことになりました。
こんなビールです
プレスリリースによると
古くから用いられていた伝統的な製法である3回煮沸法(注3)を採用した濃醇なビールです。日本人によるビール造りの原点であり、明治9年に日本人による初のビール工場として開業した「開拓使麦酒醸造所」で用いられていた伝統的な製法を採用し、しっかりとした飲みごたえのある味わいを実現しました。
パッケージの中央には「開拓使麦酒醸造所」の当時の姿をデザインし、古くからの伝統的な製法を用いたビールであることをアピールしています。また、「開拓使麦酒醸造所」のレンガを想起させるエンジ色を基調としながら、ゴールドとクリーム色で、本商品の美味しさを演出しています。
ファミリーマートとサッポロビールが多様なビールテイストをお楽しみいただくために発売した「サッポロ 開拓使麦酒仕立て」をお楽しみください。※3回煮沸製法を使用し、濃厚な麦汁をつくる。
サッポロビールさんというと、黒ラベルに代表されるように飲みごたえのあるビールを作っている印象がありませんか。
それはサッポロクラシックなどの地域限定商品や冬物語などの期間限定商品からも感じられますね。
今回のサッポロ 開拓使麦酒仕立ては明治9年に開業した開拓使麦酒醸造所の製法を取り入れたとのこと。
ところで、開拓使麦酒醸造所は札幌市に設立されたサッポロビールの前身のビール会社。
ドイツで醸造法を学んだ日本人技術者たちが、北海道で収穫した大麦やホップを使用して本格的なドイツタイプのビールを醸造しました。
札幌開拓使麦酒醸造所は現在、サッポロファクトリーという博物館に併設するかたちで当時の製法にならったビール造りを続けていて、札幌開拓使麦酒醸造所賣捌所(うりさばきしょ)では定番のサッポロクラシックと醸造所直送の4種のビールを税込280円で飲むことができます。
こちらのビールはふるさと納税の返礼品としていただくことも可能です。
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こだわりの製法で作ったビールが現地まで赴かなくてもファミリーマートで買うことができるのはとてもありがたいですね。
※今回発売されたビールは仙台工場で醸造されたものです。
いざ乾杯!
麦芽のやわらかな香りがホップ由来のハーブっぽい香りによるアクセントが入りながら漂ってきます。
黒ラベルに比べると少し穏やかな感じですね。
それでは乾杯しましょう!!
口に含むとボディのしっかりしたマットなビールが流れ込んできます。
クリーミーというか、濃密という言葉がふさわしい。
冬物語を彷彿させる雰囲気がありますが、より甘みが感じられて口当たりもやさしい印象があります。
この「うわ、ビールだな」という飲みごたえ。サッポロビールならではの味わいですよね。
しかしながら、開拓使麦酒仕立てのキャラクターは飲み終えた後に一層強く現れます。
ビールを飲み込むと、ウィスキーのようなクセのあるコクがじんわり上がってくるとともにビターな苦みが舌を刺激する。
この苦み、かなり個性があるものの自然とイヤな感じを受けません。
また、苦みは飲んでいる最中はそこまで意識しませんでしたが、より一層強く現れるようになります。
飲み終えた後に長く余韻を残し、ビールの存在感を引き立ててくれます。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
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感想
かなり飲みごたえがありますが、濃密な味わいを思うとしっかりと丁寧に作られていることが伝わってきます。
こんな素敵なビールがお蔵入りしなくて良かった。
飲み初めは麦芽の甘さが感じられるのに、飲み終えてみたらキレッキレな苦みが強く残ります。
ドイツのビターなピルスナーのイェヴァーを一瞬思い出しました。
本麒麟や金麦〈ザ・ラガー〉(金麦 GOLD LARGER)のようなガツンとした感じがありますので、こちらのビールが好きな人にはぜひ一度手に取ってもらいたいです。