副原料に富士山の伏流水で育った米を使用
麦芽感が抑えられ、クセがなくてすっきりと飲める
飲んだ後に広がる、苦みのない余韻が心地よいです
アサヒビール 富士山 2020
2020年のアサヒビールさんが7/21に発売されました。
ここで買いました
通勤中、イオン系のまいばすけっとにいったところ、見慣れないビールを発見!
ビールの新商品情報でもこんなビールが出るなんていう情報はありませんでした。
しかも、発泡酒ではなく普通の「ビール」なんです。
さらに商品名は「富士山」
ネーミングといい、パッケージといい、あまりアサヒビールっぽくないのでビックリなわけです。
あまりにも気になったので、とりあえず購入しました(通勤中です)。
あとでニュースリリースを調べてみたら、イオン系のスーパー・コンビニで限定販売されている商品だということが判明しました。
アサヒ 富士山
原産国:日本
ビアスタイル:
アルコール:5.0%
こんなビールです
驚いたことに、実はこのビール、1998年に発売されていたんです!
引用すると
『アサヒ生ビール 富士山』は、「100年かけて濾過された天然水」といわれる富士山麓・朝霧高原の地下120mから湧き出る天然水を100%使用した生ビールです。
日本を代表する大自然“富士山”がつくり上げたビールであることを強く訴求するため、商品名は『アサヒ生ビール 富士山』とし、パッケージは“富士山”の持つ「大自然の雄大さ」「力強さ」「開放感」を想起させるデザインとしています。自然感のあるベージュ色をベースに、商品名を草書体で堂々と配し、さらに“富士山”の絵を雄大かつ味わい深く表現しています。
インパクト大な商品名のルーツが富士山の水を使っていることからきているようです。
当時、絶大な期待が込められていたことがわかります。
さて、話を2019年に戻しましょう。
『アサヒ富士山』は、国産麦芽、国産ホップ、富士山の伏流水で育った米だけを厳選して使用した、国産原料100%のジャパニーズプレミアムエールです。
以前は富士山麓の天然水を使用していましたが、今回は富士山の伏流水で育った米を使用しているのが特徴です。
ビールにとって米は副原料です。
米はビールの味全体のバランスを整える効果があり、コシヒカリを使ったビールはすっきりとしたものが多いです。
いざ乾杯!
鼻を近づけると、スーパードライの香りに草っぽさを若干プラスしたような、少し鼻をスーッとさせるアロマがあります。
飲んでみましょう!
すっきりしていて軽い、というのが第一印象。
米の分量が多いためか、あまり麦芽っぽさがなく、麦由来のコクや甘みはあまり感じません。
ラガーのように、むしろスーパードライのようにすっきりとしています。
しかし、飲み終えた後に存在感を発揮します。
ビールの感覚が口の中にじわじわと広がって、そのまま残り続けるんです。
アサヒビールなのに、いわゆる「キレ」がありません。
余韻が長く継続し、時折、ほのかな甘みを感じます。
苦みやクセはありません。
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感想
「キレのないスーパードライ」と言うと誤解を生じるかもしれませんが、すっきりとした飲み口なのに飲んだ後に存在感が出てくる変わったビールです。
アサヒビールさんは昨年、アサヒ ザ・ダブル ピルスナー&エールを発売しました。
これはどっちつかずな味という印象でしたけど、今回はわりと個性がわかりやすかったです。
麦芽感が弱いことはエールとして期待した人からすれば短所ですが、スーパードライに飲み慣れた人にとって、まさにプレミアムなビールになるのかもしれません。