ユタローです、乾杯してますか?
今回乾杯したのはオーラ・ドゥ スペシャルリザーブ12
スコットランド生まれのブルワリーハービストン(ハービストゥン)が、同じくるシングルモルト・スコッチウイスキーの蒸留所とコラボレーションして生まれたインペリアルスタウトです。
リザーブという名前から、寝かせて熟成させるお酒を想像する方も多いのではないでしょうか。
そんな特別コラボビールのオーラ・ドゥ スペシャルリザーブ12を飲んでみました。
- レモングラスのようなホップの香り
- フルーティな酵母の風味
- 個性的だけど喉越し爽快で飲みやすい


ここで買いました
川口市の小宮酒店さんで購入しました。
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オーラ・ドゥ スペシャルリザーブ12/Harviestoun Ola Dubh Special reserve 12



こんなビールです
このビールは、ハービストンが醸造したインペリアルスタウトを、ハイランドパーク蒸溜所がシングルモルト「ハイランドパーク」の熟成に使用した空き樽に入れ、6ヶ月間熟成して造られました。
ビンテージのウイスキー樽で熟成された、いわゆるバレルエイジドビールです。
スペシャルリザーブ12はハイランドパーク12にしようされた樽を使用しています。
この他にも、スペシャルリザーブ16、18、40があり、それぞれの数字分の年数、ウイスキーを熟成していました。
オーラ・ドゥとは「ブラックオイル」の意味。
インペリアルスタウトですし、名前を聞くだけでも濃厚な香りと舌ざわりが頭に浮かんできそうですね。
また、ハービストンにはオールドエンジンオイルというスタウトがあります。
こちらのブルワリーではスタウトを可燃物のようにとらえているようですね笑
まぁ、飲むとハートに火が付くぞ、くらいの意味合いなのではないでしょうか。
ところで、ハイランドパークはスコットランドの最北端に位置していて、1798年に設立された、歴史あるスコッチウイスキーの蒸留所。
世界からの評価も高く、ビンテージはかなり高騰するほど人気があります。
いざ乾杯!
泡立ちは控えめ。
ブラックオイルの名を表すような黒さが印象的です。
スタウトらしい麦芽のロースト感やカラメル、しょう油のような風味が漂い、時折、コーヒーのような香りも感じさせます。
それでは乾杯しましょう!!
舌にどっしりと乗りかかるようなマットな重みと濃厚な香りを感じますが、思ったほど苦みやアルコールの辛さはなく、比較的マイルドな口当たりです。
言ってみれば、スタウトよりもポーターに近い印象です。
口に含んでしばらくすると、ウイスキー由来のピートのような深みのある香りが広がります。
さらに、飲むこむときには酸味とともにウイスキーを喉に通した時のような熱を感じます。
時折、ウイスキー特有のバニラのような甘い香りが顔を出すことで、風味の複雑さがさらに加速し、深みのある余韻を長く楽しませてくれます。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
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感想
インペリアルスタウトにしては甘みや苦みがとがっていませんが、その分、バレルエイジドらしい複雑な味わいに意識を集中することができ、心地よい余韻に浸ることができます。
口当たりのやわらかさもポーターに近いような印象があります。
しかしながら、香りからは焙煎香がしっかりと浮き出てくるため、ウイスキー由来の香りと並びたつには、スタウトよりも麦芽を大量に使ったインペリアルスタウトスタイルである必要があるように感じます。
こういうビールは年数の経った樽で熟成した方が風味が出るので、スペシャルリザーブ40を飲んでみたいですね。
ビールとウイスキーを飲む方は、その中間地点としてオーラ・ドゥを1本挟んでみると面白いかもしれません。

