ユタローです、乾杯してますか~?
さて、栃木県日光市といえば世界遺産の社寺や、紅葉の名所としても有名な観光地ですよね。
では、日光のお土産で有名なものは何があるでしょうか?
三猿をかたどったみしまやの人形焼きや、元祖日昇堂の日光ラスク、明治の館のニルヴァーナや日光カステラ本舗など、様々なお菓子が人気を集めています。
そんな中、僕が日光土産でもらってうれしかったのが日光三猿麦酒 谷のコク。
観光客向けのラベルが貼られたビールではありますが、ビール好きが飲んでも満足できる味わいです。
今回は谷のコクを紹介したいと思います。
- コリアンダーの香りと苦み
- 程よい濃度の丁寧な味わい
- 麦芽のコクと余韻
ここで買いました
お土産でもらいました。
(2024/12/06 20:01:51時点 楽天市場調べ-詳細)
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日光三猿麦酒 谷のコク
こんなビールです
このビールは、日光にある金谷ホテルで販売されているビールです。
日光金谷ホテルは1873年に創業、アインシュタインやヘレン・ケラーをはじめ、国内外の多くの著名人が訪れた歴史あるホテル。
日本最古のリゾートホテルとも呼ばれていて、一部の建築物は重要文化財に指定されています。
そんな格式高い日光金谷ホテルで販売されている日光三猿麦酒は、地元のマイクロブルワリーの日光ブルーイングさんが醸造しています。
日光ブルーイングさんは土産物を販売する三本松茶屋が運営していて、もともとは企画したオリジナルビールをろまんちっく村クラフトブルワリーさんに委託醸造していました。
そして、2018年にブルワリーを開設し、自前の設備でビールを醸造するようになりました。
日光ブルーイングさんのインスタグラムによると、日光三猿麦酒は2021年9月より中禅寺金谷ホテルの依頼を受けて開発をしたそうです。
そういう意味では、日光ブルーイングさん醸造のものは比較的新しいのかもしれません。
さて、日光ブルーイングさんはラガーやペールエールなどに加えて、ベルギースタイルのビールの醸造に力を入れています。
インターナショナル・ビアカップ2021のベルジャンスタイルペールエール・ブロンドエール(缶/瓶)部門において、Nikko Belgian Beerが銀賞を受賞しました。
多くの新進のブルワリーさんがDIPAなどのアメリカンスタイルを志向する中、日光ブルーイングさんはベルギースタイルで高い評価を得ているので、やはり一度は飲んでみたくなりますよね。
たまたまお土産で頂いたビールですが、スタイルがベルジャンホワイトと聞いて期待が高まりました。
いざ乾杯!
コリアンダーのスパイシーな香りと小麦の甘やかさが漂ってきます。
まさにヒューガルデンに代表されるベルジャンスタイルといって遜色ありません。
それでは乾杯しましょう!!
甘さを秘めた小麦の味わいが広がります。
続いて、コリアンダーのハーブのような香りと苦みが響いていきます。
思っていたよりもしっかりとした味わい。
キレがありながらも麦芽が生み出すコクが広がり、コリアンダーとオレンジのフルーティな香りを絡めながら、爽やかな余韻を作り出します。
粗さを感じず、どこを取っても丁寧で味わい深いです。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
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感想
正直なところ、日本のベルジャンホワイトは、伊勢角屋さんのヒメホワイトや木内酒造さんのホワイトエールなどの老舗の定番は味わい深くておいしい一方、新しいブルワリーさんのものは、そこまでラインナップが多くないということもありますが、印象に残ったものはあまり多くありませんでした。
しかし、この日光三猿麦酒 谷のコクは香り、味ともに存在感があり、細部まで丁寧に作られていることが伝わってきます。
ベルジャンホワイトはコリアンダーによるキレがポイントだと思っていました。
もちろんそうなんですが、このビールはタイトルどおり、ちゃんとコクが出ていて余韻を残してくれるんです。
実におもしろいビール体験ができました。
日光を訪れる予定のビールが好きの方は、自分用の土産としてこちらを購入することを強くオススメします。