伊勢角屋麦酒(いせかどやびーる) ヒメホワイト
ユタローです、乾杯してますか~?
さて、伊勢角屋麦酒 ペールエールでも紹介しましたが、2021年9月より三重県の老舗ブルワリーの伊勢角屋麦酒の缶ビールの流通がスタートしました。
イセカドさんのビールは酒屋さんやボトルショップくらいでしかあまり目にしなかったので、近場のスーパーやコンビニで買えるようになったのはとてもうれしいですね。
第1弾として発売されたのは3種類。
その中でも、缶ビールっぽくないピンクのパッケージで目を引いたのがヒメホワイト。
鮮やかでかわいいですよね。
今回は、そんなキュートなヒメホワイトを飲んでみたいと思います。
- 伊勢神宮付近の樹木の野生酵母から誕生
- 味わいしっかりめだけどドライ
- ヒューガルデン好きにおすすめ
ここで買いました
NewDaysで購入しました。
NewDaysではペールエールと同じ販促物をつけて陳列されていました。
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伊勢角屋麦酒(いせかどやびーる) ヒメホワイト
こんなビールです
ヒメホワイトは、伊勢角屋麦酒さんの定番商品の一つ。
タップマルシェにもラインナップされていたり、ビアフェスなどではほぼ必ず出ているので創業当初からのビールかと思っていましたが、実は初登場は2009年なんだそうです。
意外に新しいと思いつつも、よく考えたら10年以上は最前線にラインナップされているわけですから、やっぱりすごいですね。
何よりすごいのは、このビールに使われている酵母。
伊勢角屋麦酒の鈴木社長が伊勢神宮の樹木から新種の酵母を採取し、研究の末にビールづくりに活かせるものにしたそうです。
伊勢神宮と酵母?すごい組み合わせですよね。
そのあたりの経緯は、鈴木社長の『発酵野郎』で描かれています。
日本のクラフトビールはどんな人が盛り上げているんだろう、と興味を持った方におすすめの本です。
さて、そんなヒメホワイトですが、ベルギーの定番ヒューガルデンと同じベルジャン・ホワイトスタイルのビールになっています。
『発酵野郎』によると、ヒメホワイトで使用している酵母はスパイシーな香りと酸味を発する特徴があるとのこと。
ベルギーでは古くから野生の酵母を使用したスパイシーなビールが作られているため、ビールの特性的にも酵母とマッチしているのかもしれませんね。
また、ヒューガルデンでは副原料にオレンジピールを使用していますが、ヒメホワイトでは柚子の皮を使用しています。
しっかりと和の要素が組み込まれているところも素敵ですよね。
というよりも、イセカドさんのロゴ自体が日本っぽいので、日本ならではのベルジャンスタイルといった雰囲気を感じます。
そんなヒメホワイトを早速飲んでみましょう。
いざ乾杯!
生き生きとしたコリアンダーの香りが広がり、フルーティな雰囲気を漂わせます。
かなり鮮度が高いように思えます。
それでは乾杯しましょう!!
口に含むと、小麦ビールらしい甘みが一気に広がります。
この甘み、おもしろいことに飲み進めるにつれて苦みへと転化していくんです。
あっという間の変わり身があまりにも鮮やかで心地よさを感じます。
そして、最後には柑橘系の渋皮のような苦みが締めてくれます。
飲んでいる最中も、コリアンダーと小麦の香りもしっかりと出ていて、時折、柚子の香りがフワッと通り抜けていきます。
終始、甘みを感じさせつつも、飲み終えた後にはドライなキレがピリオドを打ってくれます。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
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感想
ヒューガルデンよりも濃厚で、しっかりとした味わい。
いろんなところにアクセントが用意されているので何度も飲みたくなります。
ヒメホワイトは何度か飲んだことがあるんですが、不意に「こんなにおいしかったっけ?」と思ってしまいました。
それだけ、高い鮮度の状態のビールが缶に封入されているからなのかもしれません。
ヒューガルデンが好きな方にはイチオシです。