皆さんこんにちは。ビール好きのユタローです。
今日は、私たちの身近な存在であるイオンのプライベートブランド(PB)から、驚くべき進化を遂げた一本をご紹介します。
それが、トップバリュ プレミアム生ビール(2025年リニューアル版)です!
濃紺に変わったパッケージと変わらぬ「サッポロ品質」
まず目を引くのが、パッケージの変更です。これまでの緑色から、2025年版は濃い紺色にリニューアルされました。ビール缶としては珍しい青系の色は売り場でも非常に目立ちますね。
そして重要なポイントは、このビールの「出自」です。販売はイオンですが、製造はあのサッポロビールが担っています。トップバリュの発泡酒はキリンが製造しているなど、PBながら品質にこだわるイオンと、長年委託醸造を続けるサッポロビールのタッグが生み出す本格派ビールです。
「テトナンガー」ホップ増量の挑戦
今回、このプレミアム生ビールは、前回も使用された**「テトナンガー」**というホップをさらに増量してリニューアルされました。
テトナンガーはドイツのテトナンク地方で収穫される高貴なホップで、あのヱビスビールの初期にも使用されていたという、歴史と信頼のあるホップです。この高級ホップを増量するというあたりに、イオンとサッポロの品質へのこだわりが見えます。
味わい:ホップの華やかさが際立つ本格派
グラスに注ぐと、泡持ちはそこそこ良く、明るい色味のビールが顔を出します。
香りはそこまで強くありませんが、グラスを傾けると、レモングラスのような爽やかでフルーティーな香りがほのかに感じられます。
口に含んだ瞬間、一気にホップの複雑な風味が広がります。
- 草っぽいハーブのような清々しい香り
- 柑橘系を思わせる爽やかなフルーティーさ
- 奥行きのある複雑なアロマ
このビールは、同時期に発売されたサッポロの「冬物語」が麦芽の濃厚な個性を打ち出しているのに対し、ホップの華やかさと複雑さに焦点を当てています。口に含んだ途端に香りが広がり、飲み込んだ後にもその余韻を長く残してくれるのが特徴です。
味わいは軽やかでスッキリとしていながらも、飲み込んだ後には舌の上にほろ苦さを刻んでくれます。この苦味こそが、ビールを飲んだ満足感を与えてくれるのです。
もちろん、ホップの香りの奥からは、サッポロビールらしい麦芽の香ばしさもきちんと顔を覗かせており、単なる香り付けではない、本格的なビールの骨格を感じさせます。
コスパ最強!クラフトビールにも負けない一本
この飲みやすさと軽快さ、そしてホップの爽やかさは、どちらかというと暑い季節にゴクゴク飲みたいタイプ。350ml缶だと、あっという間に空になってしまうほどの完成度です。
毎度のことながら、これだけの上質な味わいを低価格で提供しているイオントップバリュと、それを実現するサッポロビールの技術力には本当に頭が下がります。
商品名こそ「トップバリュ」という地味な名前ではありますが、その中身は紛れもない本格派。400円〜500円台で販売されているクラフトビールにも全く負けない、華やかで奥行きのある味わいです。
まだ飲んだことがないという方は、ぜひ一度、この驚異のコストパフォーマンスを誇る「トップバリュ プレミアム生ビール」を試してみてください。きっとその本格的な味わいに驚くはずです!
