ユタローです、乾杯してますか~?
日本で買える世界のビールというと、伝統的なビール造りが今も息吹いているヨーロッパ、斬新なスタイルのクラフトビールが席巻するアメリカのものをよく見かけます。
中国は青島ビールが有名ですよね。
ところで、ロシアのビールというと何か思い浮かびますか?
ウォッカの印象の強いロシアでも、アメリカのように最新の流行を取り入れたビールが作られているんです。
しかも、それが酒のやまやで買えるんです。
ロシアのビール、ハルザン アンフィルタードで乾杯してみたいと思います。
- アメリカンホップの柑橘香
- イングリッシュペールエールのような麦芽のコク
- すっきり軽やかな飲み心地
ここで買いました
やまやさんで購入しました。
今回購入したアンフィルタード以外にも、ハルザンシリーズのビールを数種類取り揃えています。
内容量は1缶450ml。
ロング缶と比べると少なく思えますが、実際に飲んでみるとそこまで大差は感じませんでした。
ハルザン アンフィルタード/Халзан Нефильтрованное
こんなビールです
今回購入したハルザン アンフィルタードは、やまやが輸入を手掛けたビール。
醸造元のオチャコボはロシアのモスクワに拠点を構える飲料メーカーで、ビールや清涼飲料水のほか、蜂蜜を原料とした醸造酒のミードを販売しています。
ハルザンとはオチャコボのビールブランドの一つ。
日本語でイヌワシという意味で、ホームページによると、「軽やかでバランスのとれた味わいと、はっきりとしたホップの個性を備えた、フレッシュなアロマビール」をコンセプトにしています。
アンフィルタードとは無濾過、つまり、ビールを醸造する過程において酵母を取り除いていないことを指しています。
日本でも少し前に、一番搾りやザ・プレミアム・モルツの無濾過バージョンが限定で販売されたことがありました。
無濾過が良いか、濾過されたビールが良いのか、それぞれ好みがわかれるところですが、無濾過の方が複雑で味わい深く、香りが立ったビールに仕上がっているケースが多いです。
そんな独特な特徴を持つハルザン アンフィルタード。
ホップには、アメリカンホップの代表格で柑橘系の香りを感じるシトラが使用されています。
いざ乾杯!
シトラ由来と思われる柑橘系の香りが軽やかに感じられます。
ビールに濁りはありますが、澱(おり)は目立って見かけませんでした。
それでは乾杯しましょう!!
オレンジのような甘みとフルーティな香りが口の中に広がります。
甘さが控えめなのでとても爽やか、味わい自体もすっきりしています。
鼻からは紅茶のような香りが抜けていきます。
ボディもそこそこ。
麦芽のコクも感じられ、印象としては穏やかなペールエールです。
渋皮の苦みがかすかににじみ出ていたり、キャンディのような甘さが感じられたり、飲んでいるといろんな表情を見せてくれます。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
感想
アメリカンペールエールの柑橘系の香りと、イングリッシュペールエールの麦芽のコクやキャンディ感が現れていて、両方の特徴を程よく併せ持っています。
澱(おり)も思ったほど気になりませんでした。
ウォッカを一例として、ロシアのお酒はハイアルできついイメージがありましたが、こちらは軽やかですっきりとしています。
一方で、複雑な味わいも感じられるので、寒い時期にゆっくりと飲んでもおもしろいかもしれませんね。
ロシアにはこんなビールがあるんだ、と改めて勉強になりました。
ぜひ興味のある方は酒のやまやで探してみてください。