- 麦芽の味わいが楽しめる
- ライトで飲みやすい
- 苦み・渋み・ホップ香が苦手な人にオススメ!

ここで買いました
発売日にまいばすけっとで購入。
同日発売のアメリカンタイプはなぜか売っていませんでした。
入荷が少なかったのかな。
クラフトスタイル ブリティッシュエールタイプ


- ブルワリー:アサヒビール
- 原産国:日本
- ビアスタイル:新ジャンル(ペールエールモデル)
- アルコール:5.0%
こんなビールです
アサヒビールは以前、クラフトビールのブランドとして、クラフトマンシップシリーズを販売していました。
しかし、このシリーズは売れ行きが今ひとつだったのか、次第に商品が販売されなくなり、気づいたら関連会社のオリオンビールの扱い(オリオンクラフトシリーズ)に変わっていたり、不遇のうちに終わってしまいました(まだ続いてる?)
最近だと、隅田川ブルーイングシリーズでエールを販売していますが、スーパードライのようなアサヒビールらしさがにじみ出ていて、サッポロやキリンのようにクラフトビールを作る土壌が社内に根付いていないように感じました。
そんな中、アサヒビール・小路社長は「クラフトビールの人気を奪いたい」と発言をしていました。
その意気込みがカタチになったのが、このクラフトスタイル(なんじゃないでしょうか?)
まずはブリティッシュエールスタイルを飲んでみましょう。
パッケージの色にイギリスっぽさをあまり感じませんが、バックに描かれたロンドン橋が良い感じですね。
イギリスのビールの歴史は古く、2000年以上前から飲まれていたとも言われていて、エールやスタウトもこの国が発祥です。
なので、エール1つとっても、「ブリティッシュエール」とひと枠に括れないほど多数の種類が存在します。
とはいえ、クラフトスタイル ブリティッシュエールタイプのモチーフは、イギリスでメジャーなバスペールエールあたりなんじゃないかと思います。
これには因果関係がありそうです。
アサヒビールはバスペールエールの日本での販売権利を持っていましたが、インベブ社とのライセンス契約終了に伴い、国内での販売を終了しました。
最近、本当にバスを見かけなくなりましたもんね…
いざ乾杯!
グラスに注ぐと、銅色をしたビールが顔を出します。
ここ最近、秋限定ビールが多くリリースされてきましたが、それらと比較しても濃さを感じますね。
飲み始め、口の中に麦芽の風味がガッツリと染み込んできます。
麦芽の甘みが結構出ている
一瞬、レッドエールを思わせます。
飲んでしばらくしても、麦芽の香りが色濃く残ります。
ただ、残念なのが、ボディの軽さ。
飲み込む瞬間までは本格的だなぁと満足感に浸れるんですけど、喉を通るとビールの風味がスーッと消えてしまいます。
コクで売り出しているなら、やはりここでコクがほしいところ!
あと、舌に残るガムのような苦味が、どうしても気になってしまう。
この苦みは同社のプライムリッチシリーズでも時折感じられるので、アサヒビールの新ジャンルの製造工程で出やすいものなのかもしれません。
香りの強さ | |
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苦味の強さ | |
酸味の強さ | |
甘みの強さ | |
のどごしの良さ |
感想
口に含んだ時の麦芽の風味はかなりしっかりしています。
この状態が喉を通ったあとまで続いているとうれしいんですけど、まぁ新ジャンルなのでそこは仕方ないようにも思えてしまいます。
麦芽推しのビールは、ボディが軽くなりすぎるとどうしてもコクが弱くなってしまうのが残念です。
一方で、飲みやすく仕上がっているので、ヱビスビールのようにやや重めのビールが苦手な人でも、麦芽のうまみをサラッと楽しむことができるビールでもあります。
苦味や渋みも少なく、低刺激でここまでまとめれば上出来ではないでしょうか。
それとホップの香りが好きじゃない人にもおすすめできますね。
麦芽を感じるクラフトスタイル ブリティッシュエールタイプ、ぜひ飲んでみてください。
