ユタローです、乾杯してますか?
サントリーさんの定番シリーズTOKYO CRAFT(東京クラフト)から新しい期間限定ビールが発売されました。
その名もTOKYO CRAFT(東京クラフト)フルーティーエール。
副原料にフルーツを使用せずに醸造したビールです。
- 熟成感あふれる麦芽の風味
- 甘さと辛さのバランスが絶妙
- このビールならではの独立した味わい
ここで買いました
イオンで購入しました。
350mlのみの販売です。
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サントリー TOKYO CRAFT(東京クラフト)フルーティーエール
こんなビールです
東京クラフトの2021年冬の限定ビールはフルーティーエール。
シリーズとしては初めてのビアスタイルではないでしょうか。
このピンク色のパッケージ、いつか見たことあるなと思ったら2019年に発売された東京クラフトのバーレイワインとそっくりです。
このビールを飲む前におもしろいなと感じたポイントは3つあります。
1つはフルーティーエールというビアスタイル。
大手ビール会社の果汁感の強いビールは、一般的には春や夏などの温かい時期に発売されます。
ジュース感覚ですっきりと飲むことができるのを意図したためかと思います。
一部のブルワリーでは秋の果物を使ったビールを造っているところはあるものの、そういう意味で日本ではフルーツ系のビールを冬場にあまり見かけません。
そんな中で、サントリーさんはこの時期を選んで発売しました。
2つめはアルコール度数。
大手のフルーツ系のビールはあまりビールを飲まない人にも慣れ親しんでもらうために、アルコール度数は通常の看板商品と同じ5%くらいに設定していることが見受けられました。
過去にはこんなビールも
東京クラフトフルーティーエールのアルコール度数は6%。
ほんのちょっと高めに設定しているところを見ると、これはビギナーに向けたビールではないということがわかります。
最後に原料。
「フルーツ」と名の付くビールは、副原料に果物を使用したものとそうでないものの2つに分かれます。
もちろん、果物そのものを副原料に使用してしまえば、飲んでいて果汁を感じられようがそうでなかろうが、一種の「フルーツビール」になるわけです。
この辺りは造り手さんがどういうビールを目指したかによっても差異が生じるところです。
なので、飲んでいてあまり果汁を感じないこともあります。
一方で、果物を使用しないで果汁感を表現するためには味への想像力と技術が必要になるわけです。
正直なところ、大手ビール会社からしてみれば、自社の清涼飲料水で使用している果汁をポーンとビールに入れてしまえば簡単に「フルーツビール」を作れるかもしれません。
しかし、サントリーさんはその手を使いませんでした。
日本では果汁の使用比率が高くなると「ビール」として販売することができず、発泡酒としての扱いになってしまいます。
そのことも意識したのかはわかりませんが、ビールの原料だけでフルーティさを表現しようという取り組みはとても好印象です。
いざ乾杯!
見かけは普通の大手のビールと一緒。
ですが、チェリーやベリー系の香りが漂い、日本で販売休止になったベルギーのベルビュークリークを彷彿させます。
それでは乾杯しましょう!!
かなり果実感のある甘さ、そして麦芽の香りが口の中に広がります。
サワーのように人工的なフルーツ感がなく、ベースにビールがあることをしっかりと感じさせてくれます。
一方、かなりドライな味わい。
辛口で飲んだ後にピリッとします。
それと同時にミントのような清涼感が後味を爽やかに仕上げてくれます。ギャラクシーホップらしさが出ています。
入り口はかなり複雑、だけど最後は清涼感ですっきり締めてくれる、そんなビールです。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
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