- 木樽塾生のような奥行きある香り
- 焙煎麦芽とソラチエースの絶妙な組み合わせ
- ソラチエースの新しい魅力と出会える
ここで買いました
けやき広場ビール祭りの通販で購入しました。
New Sorachi Style
- ブルワリー:忽布古丹(ほっぷこたん)醸造
- 原産国:日本 北海道
- ビアスタイル:ドライスタウト
- アルコール:6.5%
- ホップ:ソラチエース
こんなビールです
北海道上富良野町にある忽布古丹(ほっぷこたん)さん
地元で採れたホップで醸造した定番ビールのORIGINALSと、週に1種ペースで様々な新作をリリースするFREEDOMSの2つのビールがあります。
今回購入したのNew Sorachi StyleはFREEDOMSの1つ、2021年6月醸造のNew Sorachi Style。
名前の通り、上富良野で誕生したホップのソラチエースを使用したビールです。
ソラチエースはサッポロビールさんのSorachi1984の存在もあって認知している人も多いかと思います。
しかし、このビールはNew Sorachi Styleというように、ソラチエースを使用したスタウト(黒ビール)なのです。
Sorachi1984は麦芽感を抑えたゴールデンエールだったのでソラチエースの特徴を感じることができました。
一方で、スタウトは焙煎した麦芽の香りの際立つビール。
そんな中でソラチエースの持ち味がどのように発揮してくれるのかが気になって購入しました。
ホームページによると、ソラチエースの持つ杉やヒノキの木の香りを発揮して、木樽で熟成(バレルエイジング)したような風味を表現しようとしたそうです。
ブルワーさんのこういう豊かな創造力と感性に触れると、ビールは芸術品だなぁと気付かされます。
そんなこだわりのビールを早速飲んでみましょう。
いざ乾杯!
焙煎麦芽によるほろ苦さに加えて、ソラチエースらしいヒノキのような香りが漂ってきます。
今までビールを飲んで感じたことのないような独特な香りです。
とはいえ、両方の個性がそこまで強くないので、嫌な感じはしません。
それでは乾杯しましょう!!
口に含むとソラチエースの香りがさらに強まり、チーズのような芳醇さを放ちます。
そこにスタウトのほろ苦い酸味が加わることで調和していきます。
お互いの角が取れていくような感じです。
ソラチエースと焙煎麦芽による香りは複雑で奥深く、時折、甘みも感じられます。
とはいえ、ビアスタイルはドライスタウト。
飲み込む頃にはスーッと切れて、苦みとともにピリッとした辛口ビールらしい印象を残してくれます。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
感想
香りやほろ苦い味わいに焙煎麦芽ならではの焦げ感を感じさせながらも、しっかりとソラチエースの複雑な香りを楽しむことができます。
SORACHI1984はソラチエースの繊細さを大切にしていましたが、 New Sorachi Styleはソラチエースを闘技場に放り込み、往来の魅力を引き出したかのような力強さを感じます。
樽で熟成させたかのような奥行きのある味わいと木樽のような鼻につく香りがあります。
それでいて、バレルエイジドビールにはない飲みやすさと爽快感があるので何杯も飲めそうです。
アルコール度数が低いのも良いですね。
まさにNew Sorachi Styleです。
ソラチエースを使用したビールを飲んでみたい方にぜひおすすめです。