- 5年の歳月を経て完成した日本初の糖質ゼロのビール
- 麦芽の香りが感じられる
- ヘルシー志向の人に一度飲んでほしい
ここで買いました
近所のスーパーで購入。
プロモーションに力を入れているので、スーパーやコンビニで比較的入手しやすいです。
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キリン一番搾り 糖質ゼロ
- ブルワリー：キリンビール
- 原産国：日本
- ビアスタイル：
- アルコール：4.0%
こんなビールです
一番搾りと同じデザインなのに真っ青なパッケージが目を引くキリン一番搾り 糖質ゼロ
糖質やプリン体に訴求した商品は発泡酒や新ジャンルで作られていましたが、キリン一番搾り 糖質ゼロは日本で初めて、ビールなのに糖質ゼロを実現しました。
ところで、ビールのアルコールと炭酸は、麦汁を煮沸してにじみ出た麦芽の糖分を酵母が食べる発酵作用によって発生します。
つまり、糖分が無いとビールが作れないのです。
新ジャンルは糖質のないリキュールでアルコール分を補っているので糖質ゼロと聞いても作れそうな気がしますが、上記の理由から糖質ゼロのビールを作るのはかなりハードルが高いと考えざるを得ません。
プレスリリースにある開発担当者のキリンホールディングス株式会社 飲料未来研究所 廣政あい子氏の話によると、
パパ友が言った「ビールが好きなんだけど、体型も気になるから、（ビールは）最初の一杯だけ。」という言葉がきっかけです。その言葉を聞いて、ビール好き
な人がもっと気兼ねなく飲めるおいしいビールをつくりたいと考えるようになりました。（中略）
そして5年間、キリンビールの培ってきた技術を用いて、さまざまな角度から「おいしさ」「糖質ゼロ」を両立するビールへのアプローチを重ね、350回に及ぶ試験醸造の結果、「キリン一番搾り 糖質ゼロ」が誕生しました。
（中略）
（製法のポイント）
「一番搾り製法」
麦汁ろ過工程において最初に流れ出る一番搾り麦汁を使う製法で、
雑味のない澄んだ麦のうまみを引き出した
「新・糖質カット製法」（新技術）
原材料である麦芽の選定から見直し、
キリンビールが培ってきた仕込技術・発酵技術を進化させ、
ビールでありながら糖質ゼロを実現
体型を気にするビール好きが気兼ねなく飲めるビールを商品化するまでに、なんと5年の歳月を経ています。
もう、それを聞いただけでも作り手の思いが伝わってきますね。
昨今、海外ではハードセルツァーと呼ばれる飲み物が流行し、アメリカのブルワリーで新商品が積極的に作られています。
アルコールとフルーツのフレーバーを加えた炭酸飲料で、印象が日本のチューハイにも少し似ていますが、糖質・脂質を抑えているのでヘルシー志向の人を中心に注目を集めています。
お酒は好きだけど健康も気になるのはどこの国の人も一緒の悩み。
さらに踏み込むならば、ヘルシー志向のお酒がおいしいかどうかに関心が高まるのは当然かもしれません。
そんな日本初のキリン一番搾り 糖質ゼロを飲んでみましょう。
いざ乾杯！
開栓すると、穀物感のある麦芽の香りが漂ってきます。
通常の一番搾りよりも軽い感じがしますが、リキュールのような香りはしません。
それでは乾杯しましょう！！
口に広がる麦芽の風味は一番搾りそのもの。
ちょっぴり酸味が出ているようにも感じます。
口当たりは軽やかで、舌の上からスーッと溶け込んでいくような印象を受けます。
コクは一番搾りと比べて劣っているのは否めませんがしっかりと感じられ、キリンGREEN’S FREE（グリーンズフリー）から見たらかなり飲みごたえが感じられます。
また、飲み終えた後に現れる苦みが口の中に割と長く残るので、ちゃんとしたビールになっています。
| 香りの強さ | |
|---|---|
| 苦みの強さ | |
| 甘みの強さ | |
| ボディの重さ | |
| のどごしの良さ |
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感想
糖質ゼロを目指したビールとしての完成度がとても高い。
麦芽感が感じられて苦みもわりとしっかり残るので、新ジャンルの糖質ゼロとは土俵が違うくらいおいしいビールに仕上がっています。
酸味を除けばそこそこ普通のビールに近いのではないでしょうか。
ただし、あくまでも成分の機能面が優位な商品なので、他のビールよりもこの味が好きだから買うという方は少ないかもしれません。
一番搾りの代替品として認知され、新ジャンルとの価格差を品質面で訴求することができれば人気が高まるかもしれません。
また、飲食店での扱いによっても拡大していく可能性も秘めています。
糖質が気になる方はまずは手に取ってみてください。
