ユタローです、乾杯してますか?
- 隠れた秋の定番
- 焙煎麦芽の香りとほろ苦さが爽やか
- 金麦らしい飲みやすさ


ここで買いました
スーパーで購入しました。
比較的に入手しやすいのではないでしょうか。
サントリー 金麦〈琥珀の秋〉(2023)


こんなビールです
秋限定ビールの顔といえばキリン秋味というイメージが定着しているのではないでしょうか。
ここにもう一つラインナップを加えるならば金麦〈琥珀の秋〉をおすすめしたいと思っています。
この秋限定の金麦は、2019年までは「琥珀のくつろぎ」という商品名で発売されていました。
なんだかんだで秋仕様の金麦が醸造されて10年近く経つんですよね
ホームページによると
中味は、「金麦」こだわりの素材である「贅沢麦芽※」に加え、「ロースト麦芽」を一部使用することで、“深いコク”と“香ばしい味わい”を実現しました。心地よい余韻をお楽しみいただけます。
パッケージは、琥珀色と紺色のグラデーションを背景に、流れるような紅葉のイラストを配することで秋らしさを表現しました。※二条大麦麦芽の中でもうまみ成分(たんぱく質)を多く含む「旨味麦芽」に加え、こだわりの国産麦芽を一部ブレンドしたもの
今回も焙煎された「ロースト麦芽」が原料に一部使用されています。
焙煎された麦芽を使用すると、ビールにコクや麦芽の風味が強く現れます。
一見すると大きな変化は無いように感じますが、定番であるからこそ変化を加えないのかもしれませんね。
一方で、例年、シャア専用かと思わせるような真っ赤なパッケージをしていまたが、2023年は紫色のかかった赤いグラデーションがデザインされています。
どことなく和やかでおしゃれな印象を受けますね。
いざ乾杯!
グラスには銅褐色にしっかりと色づいたビールが姿を現します。
視覚で秋を表現して、飲む前から楽しませようとするところが良いですよね(ちなみに「キリン秋味」は金色)。
りんごのように酸味を含んだフルーティな香りが漂います。
それでは乾杯しましょう!!
開口一番、金麦らしい強炭酸がなだれ込んできます。
同時にロースト麦芽由来のこうばしい風味が口内に感じられます。
この焦がしたような風味はクセが強過ぎず、飲んでいてもあまり嫌になりません。
飲み終えるとほろ苦さが押し寄せてきます。
そして、焦がした風味とともにほろ苦さが長く口の中に残っていきます。
一方で金麦らしい飲みやすさは健在で、軽やかに飲みことができます。
香りの強さ | |
---|---|
苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
感想
金麦はすっきりとした飲み心地が好きだから飲んでいるという人も多いのではないでしょうか。
軽やかなライトボディ、強過ぎない麦芽の香り、爽快なキレ味。
この飲みやすさこそが金麦の大きな魅力だと思います。
一方で、焙煎麦芽を使用するとコクや風味、ほろ苦さが強いビールが醸造される傾向があります。
金麦〈琥珀の秋〉は、金麦らしい飲みやすさを損なうことなく焙煎麦芽の特長を活かしたビールに仕上がっています。
そこまでコクが強くないため、焙煎麦芽独特のクセが苦手な人でも比較的飲みやすいのではないでしょうか。
毎年飲んでいからこそ秋を感じさせてくれる色味、味わい、香り。
ぜひ秋の定番を味わってみてください。

