- 沢内醸造所謹製の「元祖銀河高原ビール」
- 本場のヴァイツェンらしい深みのある香り
- すっきりと飲めてキレが冴える
ここで買いました
ローソンで購入しました。
こちらのビールは1月13日に瓶ビールが発売。
缶ビールは3月1日より発売開始予定ですが、ローソンではひと足早く2月16日より先行販売がスタートしました。
ローソンでもお店によって在庫の有無が分かれているので、流通が全体に行き渡るまで少し時間がかかるのかもしれません。
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銀河鉄道999メーテルのヴァイツェン
- ブルワリー:ヘリオス酒造
- 原産国:日本 岩手県
- ビアスタイル:ヴァイツェン
- アルコール:5.0%
こんなビールです
岩手県にある沢内醸造所が醸造したビール
ここはもともと銀河高原ビールを作っていた施設です。
銀河高原ビールを醸造していた株式会社銀河高原ビールの親会社日本ハウスホールディングスは、2019年にヤッホーブルーイングさんへ銀河高原ビールの全株式を譲渡しました。
そして、2020年3月にヘリオス酒造さんがヤッホーさんの所有する沢内醸造所の取得を打診し、近隣の宿泊施設を含めて譲渡されることになりました。
これによってヤッホーさんに受け継がれて販売されていた銀河高原ビールはヤッホーさんの工場での生産に切り替わりました。
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そんな紆余曲折を経た沢内醸造所のビール。現在はユキノチカラというブランド名で商品を展開しています。
それにしてもパッケージの青いデザイン、特に瓶ビールは銀河高原ビールを彷彿させますね。
銀河高原ビールが岩手県出身の作家・宮沢賢治の代表作の一つ「銀河鉄道の夜」からオマージュを受けて命名されたのかと思います。
そして漫画家の松本零士氏が「銀河鉄道の夜」に影響を受けて描いたのが「銀河鉄道999」だと言われています。
ヘリオスさんとしては沢内醸造所の看板商品だった銀河高原ビールのヴァイツェンを販売したい、でも上記の事情で生産することはできない、ならばなんとなく連想させるような別の商品名にいっその事変えて販売しちゃおう、という流れだったのかもしれません。
それにしてもメーテルで来たとは…
サッポロビールさんではサッポロクラシックのプロモーションとしてゴールデンカムイとコラボしたキャンペーンを展開していますが、アニメキャラを冠したビールが全国で販売されるのは恐らく初めてじゃないでしょうか?
沢内醸造所謹製ということでビール好きからの一定の支持は担保されているため、メーテルの起用という大胆な展開に踏み込めたのかもしれません。
また、ビールの主原料である水に奥羽山脈の天然水を使用しています。こればっかりはヤッホーさんの銀河高原ビールでも再現はできませんからね。
そんな岩手の気候が育んだビールを味わってみたいと思います。
いざ乾杯!
納豆のようにねっとりとした香りが漂います。
小麦麦芽が50%以上使用されているだけあってビール全体が白く濁っています。
それでは乾杯しましょう!!
なかなかイキの良いビールで、細かい発泡がチクチクと舌を刺激してきます。
それでいてボディがどっしりとしていて、ずんずんと染み込んでいく。
口の中でビールを回しているとヴァイツェンらしいバナナの香りが鼻へ抜けていきます。
苦みはそこそこで、結構ドライで飲んだ後はすっきりと切れます。
しっかりしたボディでところどころにアクセントがありながらも、まったりと飲める味わいにまとまっています。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
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感想
小麦麦芽のビールというと甘い印象がありますよね。
メーテルヴァイツェンは苦みこそは強くないものの辛口ですっきりとしています。
まさに凛とした美しさの中にどことなく冷たさのあるメーテルの表情を映したような雰囲気がありますね。
キレがありながらもボディが強いので、濃い味付けの料理と合わせても良いかもしれません。
また、ドイツの本格的なヴァイツェンさながらの納豆のような香りをお手頃価格で体験できるのはうれしいですね。
このビールでヴァイツェンのことが好きになった人には、富士桜高原麦酒さんやビアへるんさんヴァイツェンをおすすめします。