ユタローです、乾杯してますか?
- 濃色麦芽のコク
- 辛口で軽快な飲みやすさ
- 時間が経つほど奥行きを感じる


ここで買いました
スーパーで購入しました。
多くのお店でよく見かけます。
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サントリー ザ・プレミアム・モルツ 〈ジャパニーズエール〉アンバーエール(2023)



こんなビールです
秋のプレモルこと、ザ・プレミアム・モルツ 〈ジャパニーズエール〉アンバーエールが2023年も発売になりました。
このプレモルは、今までに「秋の芳醇」「秋〈香る〉エール」という商品名で発売されていましたが、2022年よりアンバーエールという名前になりました。
また、〈香る〉エールも2023年から〈ジャパニーズエール〉という名称に変更。
ジャパニーズエールかつアンバーエールという、面倒な商品名になってしまったわけです笑
プレスリリースによると
中味は、数種類の濃色麦芽を一部使用することで、秋にぴったりな芳(こう)ばしく奥深い香りを実現しました。また、「磨きダイヤモンド麦芽」を採用し、濃色麦芽の芳ばしさと上面発酵酵母によるフルーティな香りをより一層感じていただけるよう仕上げています。
例年同様に、原料として「数種類の濃色麦芽を一部使用」しています。秋ビールっぽい色味とほろ苦さの源ですね。
また、昨年はカリスタというドイツで誕生したホップを使用していましたが、今回はホップについて触れられていません。
ところで、アンバーエールと聞くとビアスタイルのアンバーエールが思い浮かぶ人もいるのではないでしょうか。
アンバーエールスタイルはアメリカ発祥のビール。
ペールエールをベースにしつつも焙煎度合いがより強い麦芽を原料に使用し、アメリカ産の柑橘系ホップを用いることで麦芽のほろ苦さとカラメルの甘み、柑橘系のフルーティさが表現されています。
さて、このプレモルはそんなアメリカンなアンバーエールスタイルと同じなのでしょうか。
ユタローの見解としては別物だと思います。
プレモルはヨーロッパ、特にチェコやドイツのビールをお手本としていて、原材料もヨーロッパ産のものを多く使用しています。
さらに、ザーツホップの故郷であるチェコのジャテッツ州のビール品評会に出展するなどチェコと関係が深く、ビール作りや原材料の選定にもその思想が流れていることからも、いきなりアメリカンスタイルへ移行するとは考えにくいからです。
まぁ、ここは難しく考えず、グラスに注いだビールが琥珀色だから「アンバーエール」だよ、くらいのニュアンスで良いのではないでしょうか。
いざ乾杯!
グラスには濃色に色づいた琥珀色のビールがお目見えします。
色味も手伝ってか、麦茶のようなこうばしい麦芽の香りが広がっていきます。
この2つの個性だけで何となく秋を感じてしまいますね笑
それでは乾杯しましょう!!
ジャパニーズエールらしい辛口でキレのある飲み心地。
通常品よりも麦芽のコクが強く表現されているため、ボディは軽いのにしっかりとした飲みごたえを感じます。
ホップ由来の軽やかでフルーティな香りと混ざり合うことでビール自体にさらなる深みが生まれています。
ビールを飲みこむと口の中にほろ苦さを残しつつ、喉をカッと熱くさせます。
これだけでも十分満足なんですが、このビールは飲み進めていくとさらにおもしろい。
段々と焙煎麦芽の風味が強くなり、麦茶のような焙煎感とほんのりとしたカラメルのような甘みが高頻度で出現するようになります。
さらに時間が経って液温が高くなるとホップの香りが前に出てきて、より複雑な香りを生み出してくれます。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
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感想
ジャパニーズエールの派生ビールでありながらも、焙煎麦芽が生み出すコクと時間が経つにつれて現れる複雑な香りはこのアンバーエールでしか味わうことができない大きな魅力です。
もちろん、ジャパニーズエールらしいライトでスッキリとした味わいが活きていて、濃厚過ぎず、風味に飽きることなく飲むことができます。
というか、濃色麦芽系のビールにしては群を抜く飲みやすさなので、さっぱり系のビールが飲みたくなるような暑い日でも全然気にせず飲めちゃいそうです。
年々「熱い秋」が続いているので、そんな変化にぴったりなビールかもしれません。

