ユタローです、乾杯してますか?
- グレープフルーツの鮮烈な苦み
- 軽快な口当たりと飲んだ後の清涼感
- 軽やかだけど飲みごたえ十分
ここで買いました
ローソンで購入しました。
他のコンビニやスーパーでもよく見かけました。
キリンビール スプリングバレー(SPRING VALLEY)サマークラフトエール<香>
こんなビールです
「これぞクラフトビール」というキャッチフレーズで物議を醸したスプリングバレー 豊潤<496>から、夏にピッタリのサマーエールが発売になりました。
このスプリングバレーシリーズで期間限定商品が発売されるのは初めてではないでしょうか?
一番搾りなどと比較するとお値段がそこそこするビールです。
しかし、ここ数年、ヱビスやプレモルの高品質な限定醸造や、伊勢角さんなどのマイクロブルワリーの缶ビールが店頭に並ぶ機会が増え、「高いビールはそれだけの価値がある」という認識が多くの人に広まっていったのではないでしょうか。
そういう意味で、大手ビール会社も価格以外の部分を訴求した商品を作りやすい土壌ができてきたようにも感じます。
さて、今回発売されたビアスタイルはセッションエール。
セッションエールは、既存のビアスタイルのアルコールだけを抑えたスタイルです。
セッションIPAが有名ですね。
本来の仕上がりよりも特徴が抑えられていると聞くと、なんとなく損をした印象を受けます。
しかし、アルコールを抑えたことで飲みやすさが向上したり、今まで隠れてきた個性が顔を出したりします。
下位互換ではなく、まったく異なる個性を発揮するんです。
これがビールのおもしろいところなんですよね。
プレスリリースによると、
一般的にアルコール度数の低い上面発酵ビールのことを指すビアスタイル、「セッションエール」を採用しました。オーストラリア産の希少な「ギャラクシーホップ」を使用し、夏にぴったりなトロピカルフルーツのような華やかな香りを実現しています。
ギャラクシーホップは、飲んだあとに喉の奥にスースーとした清涼感を感じさせてくれるホップ。
キリンビールさんでは、過去にグランドキリン セッションIPA ギャラクシーホップなどで使用されていました。
あれ、そういえば、こちらセッションスタイルで、アルコールは4.5%でしたね。
ということは、サマークラフトエール<香>はグランドキリン セッションIPA ギャラクシーホップの後継なのかもしれませんね。
いざ乾杯!
グラスに注ぐと、パッションフルーツ系の香りが広がります。
酵母由来の複雑な香りもどことなく感じられます。
それでは乾杯しましょう!!
口に含んだ途端、グレープフルーツを思わせるような鮮烈な苦みが口内に走ります。
軽快な口当たりが気持ちいい!
それでいて、スプリングバレーシリーズ特有のコクがジワジワと広がっていきます。
この安定の飲みごたえこそ、高価格帯の缶ビールならではの魅力ですね。
グレープフルーツの渋皮っぽいテイストの苦みが中心で、黒ラベルのようなガッツリとした苦みとは一線を画しています。
飲み込んだ後にはスースーとしたギャラクシーホップ特有の清涼感が残ります。
喉奥に消えゆくような軽さがありつつも複雑な味わいが舌に残るので、存在感のある余韻を楽しむことができます。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
感想
スプリングバレーらしいコクや飲みごたえを残しつつ、ギャラクシーホップの清涼感をプラスすることで、フルーティで軽快な飲み口のビールに仕上がっています。
別の言い方をするならば、セッションらしい飲みやすさとビールらしい麦芽の風味が程よく調和されています。
また、フルーティなビールというと甘みを連想しがちですが、ネルソンソーヴィンを使ったビールと比べるとそれほど甘さを感じません
このことが爽快な印象を加速させています。
IPAよりも苦みが抑えられているのも爽やかな印象を受けますね。
ぜひ暑い日の一杯目に飲んでみてください。