ユタローです、乾杯してますか?
サンフランシスコにあるブルワリーのフォートポイント。
アメリカのブルワリーらしいDIPAやサワーエールなどを醸造するだけでなく、ドイツの伝統ビールのケルシュスタイルにもこだわっています。
今回はそんなFort Point(フォートポイント)/KSA(ケイエスエー)で乾杯したいと思います。
- アメリカ風に解釈されたドイツ伝統スタイル
- ケルシュのクセが強過ぎないから飲みやすい
- あのサファイアホップを使用
ここで買いました
㊇ユナイテッドネイチャー川口店さんで購入しました。
ナガノトレーディングさんで扱いのあるビールなので、アンテナアメリカやナガノさんの商品が並んでいるお店だと比較的入手しやすいかと思います。
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Fort Point/KSA
こんなビールです
サンフランシスコに拠点を構えるフォートポイントブルワリー。
幾何学的な模様をラベルに取り入れているので、酒販店さんの店頭で何となく見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。
今回購入したのはKSA。
これは憶測ですが、KSAとは”ケルシュ・スタイル・エール”かと思われます。
ケルシュとはドイツ語のKölsch。
どうでも良いですが、一発で変換できるiPhoneステキ!
ケルシュはドイツのケルン地方で伝統的に醸造されているエール。
また、ケルンで作られたもののみがケルシュと名乗ることができます。
そのため、ケルシュの基準に合うビールを醸造しても、ケルン以外で作られている場合は、あくまでも「ケルシュ風ビール」であってケルシュを名乗ることができません。
ドイツのビールは、ミュンヘン生まれのミュンヘナーやドルトムンダーなど、地域の名を冠した伝統的なビアスタイルがあり、製法に対しても厳格なところに個性を感じます。
さて、KSAは、ドイツの伝統的な麦芽を使用しつつ、ホップの苦みをがっしり効かせたアメリカらしいケルシュスタイルを目指して醸造されました。
ホップにはアメリカンホップのウォーリアーに加えて、ドイツ生まれのサファイアが使用されています。
あれ、サファイアってホップ、どこかで聞いたことあるようなと思ったあなた!
そうです、サントリー ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール サファイアホップの恵みでも使用されているサファイアホップです。
聞き覚えのあるホップが使われていると知ると、なんとなく心が弾みますよね。
早速飲んでみましょう。
いざ乾杯!
グラスに注ぐと麦芽の甘い香りが立ち上ってきます。
どことなく金麦を彷彿させます。
香ばしさがしっかりと出ているので、飲む前から期待が高まります。
それでは乾杯しましょう!!
思ったよりも発泡が強く、口の中が強く刺激されます。
麦芽の香りがさらに強く感じられ、ケルシュスタイルらしさがしっかりと現れています。
一方、苦みは弱め。
ほのかに感じられる甘みが口内をまろやかに整えていきます。
このビールで一番おもしろいのが渋み。
飲み込んだ後に味わいがスカッと消えたかと思うと、渋みが徐々に押し寄せてきます。
この渋みが舌に長く残るため、コクとともに余韻を長く楽しむことができます。
他のケルシュスタイルと比較すると、麦芽由来の香りによる「ケルシュっぽいクセ」が控えめです。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
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感想
ケルシュスタイルの中では、麦芽の甘みやコクの主張が適度に抑えられているため、全体的に飲みやすいビールに仕上がっています。
表立って出てきてはいませんが、ホップの苦み付け(ビタリング)によって味わいを引き締めているのかもしれません。
特に余韻に渋みが現れることで、飲んでいて飽きがこないようにも思えます。
それでいて、飲み手がケルシュに求める麦芽の甘みやコク、香りを存分に感じることができます。
雰囲気を一言で表すならば、コク深い金麦(もちろん良い意味です)。
金麦が好きな方、一度飲んでみればケルシュやビールへの好奇心が湧き上がってくること間違いなしです。