ユタローです、乾杯してますか~?
秋ビールも出揃って新作ビールの発売が落ち着いた2020年9月、店頭に突如として現れたザ・プレミアム・モルツ ダイヤモンドホップの恵み
プレモルといえばハーブっぽい香りが強いのに対して、フルーティで桃のような香りを醸し出し、度肝を抜かれました。
しかも、麦芽のコクもしっかり感じられる。
この存在感の強いプレモルが2021年に帰ってきました!
今回はユタローいち押しのサントリー ザ・プレミアム・モルツ ダイヤモンドホップの恵み2021を飲んでみたいと思います。
- フルーティで複雑な香り
- 苦みや草っぽさい香りは控えめ
- 飲むほどコクを感じる
ここで買いました
スーパーで購入しました。
スーパーや酒屋さんで入手しやすいかと思います。
サイズは350mlと500mlの2種類。
(2024/12/09 00:10:27時点 楽天市場調べ-詳細)
ザ・プレミアム・モルツ ダイヤモンドホップの恵み(2021)
こんなビールです
ダイヤモンド麦芽とダイヤモンドホップによる、二つの輝きが重なりあうキラキラ感満載のプレミアムモルツ。
パッケージの文字もほんの少し引き締まっていて、なんとなく気品を放っているように感じます。
それにしても、このダイヤモンド麦芽とダイヤモンドホップって何?って疑問が湧いてきませんか。
それぞれ調べてみましょう。
ダイヤモンド麦芽とは
サントリーさんのプレスリリースによると、ザ・プレミアム・モルツ ダイヤモンドホップの恵み(2021)には、「チェコおよびその周辺国で収穫・製麦された“ダイヤモンド麦芽”」が使用され、「商品特長である“深いコク”を引き出すこだわりの素材の1つ」とされています。
うん、わかったようでわからない笑
「酒のほそ道 宗達と飲みたい極楽ビール」によると、ザ・プレミアムモルツの原料の麦芽は、 粒選りの「二条大麦麦芽」をメインに使用していて、深いコクを演出するために、チェコの伝統の大麦品種「ダイヤモンド麦芽(現地ではディアマントと呼ばれる)」を一部使用しているようです。
つまり、プレモルにはもともとダイヤモンド麦芽が使用されているんです。
とはいえ、ダイヤモンドホップの恵みでは、その良さが引き立つように全体のバランスを調整しているよ、という意味合いなのかもしれません。
プレモルではこのほかにもザ・プレミアム・モルツ ダイヤモンド麦芽初仕込みなどダイヤモンド麦芽の個性に着目したビールを販売しています。
ダイヤモンドホップとは
そして、商品名にもなっているダイヤモンドホップとは何でしょうか。
サントリーさんのプレスリリースには、「醸造家が日々の探求の末に巡り合った希少品種“ダイヤモンドホップ”」と書かれています。
正直、探求心のある醸造家でもなければ意味がよくわかりません…。
そして、あまりにも希少すぎるためなのか、日本語でダイヤモンドホップと検索して、プレモル以外でまったく言及されていないのです。
なので、英語変換して調べてみたところ、ドイツでホップの生産を手掛けているHVG社のホームページに、Diamantというホップが紹介されていました。
Diamantを日本語に訳すとダイヤモンドになります。
こちらの記事によると、Diamantは2020年に承認されたアロマホップで、特にラガーに適しているようです。
病気に強いようなので、今後、サントリーさん以外でもダイヤモンドホップを取り入れるブルワリーさんが増えるかもしれません。
いざ乾杯!
開栓すると、植物っぽい複雑な香りが立ち上がります。
少し柑橘系を思わせるようなやわらかさも感じられます。
それでは乾杯しましょう!!
まず、感じるのは甘み。
みかんのような甘みが口の中に広がります。
ホップ由来の草っぽさもにじみ出ていますが、苦みがとがっていないのでスムーズに飲めます。
わりと後味はすっきりとしていて、飲み進めていくとコーヒーのようなほろ苦さがわずかに感じられます。
そして、程なくして自然と広がっていく麦芽のコク。
ホップから麦芽へ、ビールの個性が移り行く様子を感じることができます。
そして、このコクは飲むにつれて強く感じられ、喉の奥を熱くさせてくれます。
香りの強さ | |
---|---|
苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
感想
フルーティで複雑味のあるホップの香りと、飲むほどにしっかりと感じられ心地よい余韻を演出してくれる麦芽のコクが、お互いの個性を打ち消しあうことなく、強弱をつけて感じられます。
丁寧な作り方をしているのが伝ってきます。
一方で、プレモルらしい草っぽさや苦みは控えめ。
口当たりも良いので、普段、あまりプレモルを飲まない人にもおすすめです。
後半はコクが強く感じられるので、おつまみを添えて味わってみましょう。