ユタローです、乾杯してますか?
- フルーティなホップの香り
- 余韻に広がる麦芽のコク
- 味わいの変化や複雑さがおもしろい
【どこで売ってる?】ここで買いました
イオンで購入しました。
スーパーでは比較的よく並んでいる方かと思います。
350mlと500mlの2種類が販売されています。
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ザ・プレミアム・モルツ ダイヤモンドホップの恵み
こんなビールです
2020年からリリースされている、ダイヤモンドホップを使用した期間限定のプレモルが2022年も発売になりました。
フルーティな口当たりで、いわゆる「ドリンカブル」で飲みやすい印象が強いダイヤモンドホップの恵み。
例年、発売時期は残暑が厳しいため屋外でこのビールを楽しんでいました。
しかし、2022年は気温の冷え込みが早いため、家でまったり飲むことになりそうです。
それにしても、パッケージが今までと一新していてビックリ!
こちらは2021年版。
かなりエメラルド感が強く出ていますね。
ちなみに、こちらは2022年6月に発売されたサントリー ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール サファイアホップの恵み
パッケージの色みになんとなく既視感があると思ったらコレでした。
2022年の傾向として、ホップ推しプレモルのパッケージは緑にしているのかもしれませんね。
あ、そういえば、年始に発売したダイヤモンド麦芽〈初仕込〉(2022)もダイヤモンドカットされてたなぁ
さてさて、プレスリリースには
中味は、“ダイヤモンド麦芽”由来の深いコクと、“ダイヤモンドホップ”由来の上質な香りが口の中で複層的に膨らみ、心地良い余韻を感じていただけます。また、ホップの配合比率を見直すことで、“香り高く、爽やか”な味わいを実現しました。
パッケージはホップの爽やかな香りをイメージしたグリーンをベースカラーとし、ボディ部分にはダイヤモンドカットをデザインすることで高級感を高めました。「ダイヤモンドホップの恵み」というネーミングで、素材へのこだわりを表現しています。
中味は、例年同様にダイヤモンド麦芽とダイヤモンドホップによるキラキラな組み合わせです。
ダイヤモンド麦芽とは
ダイヤモンド麦芽は、通常のプレモルに使用されている麦芽の一つです。
プレスリリースによると、ザ・プレミアム・モルツ ダイヤモンドホップの恵み(2022)には、「チェコおよびその周辺国で収穫・製麦された“ダイヤモンド麦芽”」が使用され、「商品特長である“深いコク”を引き出すこだわりの素材の1つ」とされています。
うん、わかったようでわからない笑
「酒のほそ道 宗達と飲みたい極楽ビール」によると、ザ・プレミアムモルツの原料の麦芽は、 粒選りの「二条大麦麦芽」をメインに使用していて、深いコクを演出するために、チェコの伝統の大麦品種「ダイヤモンド麦芽(現地ではディアマントと呼ばれる)」を一部使用しているようです。
プレモルではこのほかにも、ザ・プレミアム・モルツ ダイヤモンド麦芽初仕込みなどダイヤモンド麦芽の個性に着目したビールを販売しています。
ダイヤモンドホップとは
そして、商品名にもなっているダイヤモンドホップとは何でしょうか。
プレスリリースには、「醸造家が日々の探求の末に巡り合った超希少品種“ダイヤモンドホップ”」と書かれています(ちなみに2021年は「超」がついていませんでした)。
正直、探求心のある醸造家でもなければ意味がよくわかりませんね…。
そして、あまりにも希少すぎるためなのか、日本語でダイヤモンドホップと検索して、プレモル以外でまったく言及されていないのです。
なので、英語変換して調べてみたところ、ドイツでホップの生産を手掛けているHVG社のホームページに、Diamantというホップが紹介されていました。
Diamantを日本語に訳すとダイヤモンドになります。
こちらの記事によると、Diamantは2020年に承認されたアロマホップで、特にラガーに適しているようです。
病気に強いようなので、今後、サントリーさん以外でもダイヤモンドホップを取り入れるブルワリーさんが増えるかもしれません。
いざ乾杯!
プレモルのハーブっぽさに、柑橘系のフルーティな風味が混ざり合ったような香りが漂ってきます。
大手のメインブランドのビールにしては、ホップの個性がかなり際立って感じられますね。
それでは乾杯しましょう!!
口に含むと、ホップ由来の果実のような味わいが香りとともに広がっていきます。
甘みがありながらも濃密で、柑橘類の渋皮のような渋みが舌につきます。
それでいて、通常のプレモル同様にライトボディで、後味もすっきりとしています。
苦みは通常のプレモルよりも幾分か控えめに感じますが、飲んだ後に喉が熱くなります。
さらに鼻からは麦芽のコクが抜けていきます。
ビール自体は軽やかですがアクセントがあり、ホップと麦芽の個性がバランスよく両立しています。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
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感想
ホップと麦芽が打ち消し合うことなく、ここぞという局面でそれぞれの個性を見せつけてくれるのが、やっぱりダイヤモンドホップの恵みなんですよね。
しかも、それらの個性がそこまで強く出過ぎていないから、何度も飲んで確かめたくなるんです。
そこにライトボディとフルーティな香りが加わるため、口にすると一気に飲み干してしまうのは仕方のないことだと思います。
同時期に発売される秋ビールには無い魅力ですよね。
焦らしてくるというか、巧みな演出だと毎年感じさせられます。
500ml缶で時間をかけながら、味わいの変化を楽しんでみるとさらに魅力的に感じられます。