- 甘いけどしっかりボディ
- アルコールの強さを感じない
- 梅雨空のように予測不能なビール体験
ここで買いました
成城石井で購入。
その他、コエドビールの品揃えが豊富な酒屋さんなどでも販売されています。
COEDO(コエドビール) 梅雨セゾン-Tsuyu Saison-
- ブルワリー:コエドビール
- 原産国:日本 埼玉県
- ビアスタイル:バレルエイジ・セゾン
- アルコール:8.5%
- 副原料:梅(品種:白加賀 埼玉県越生産)
こんなビールです
コエドビールさんの限定醸造ビール。
限定品を缶で発売するのは今回が初めてだとか。
シルバーのシンプルな缶やアニメ調のイラストは、今までのコエドビールさんのイメージとは少し違う雰囲気がありますね。
このビールはコロナ対策支援チャリティー商品として販売されていて、販売1本あたり20円がONE AND ONLYプロジェクトを通じて新型コロナウイルス対策を行っている団体へ寄付されます。
ところで、この梅雨セゾン、もともとは2015年6月にコエドビール、アメリカ カリフォルニア・サンディエゴのStone Brewing、ニュージーランド・ウェリントンGarage Project との3社コラボレーションで醸造したビールなんです。
さらなる製法改良により味わいをバージョンアップをはかったとのこと。
2015年醸造品ではアルコールが9.0%、副原料に赤紫蘇を加えていました。今作はアルコール8.5%になり、飲みやすさを追求したのかもしれません。
このビールは副原料に埼玉県越生(おこぜ)産の梅を使用していて、梅酒の製法と同様に氷砂糖で抽出したエキスを加えています。
梅雨とかけて梅と説く、粋な組み合わせですね。
また、ビアスタイルにあるバレルエイジドとは、ワインやウィスキーのように木樽で寝かせたビールのこと。
梅のフレッシュな香りと木樽の厚みのある香りがどう混ざり合うのか、口にする前から期待が高まります。
いざ乾杯!
グラスに注ぐと、少し暗めの金色をしたビールが現れます。
バレルエイジドらしい木の香りと、ベルギービールを思わせるようなスパイシーな香りが広がっていきます。
それでは乾杯しましょう
まず印象的なのはフルーツのような甘み。
口当たりはやさしいけどずっしりとしたボディを感じます。
梅のような酸味がある一方で、苦みはかなり抑えられています。
ビールを口の中で回すと、りんごのような甘みと酸味が顔を出し、そして最後には渋みへと変化。
甘みはほとんど残らないものの、渋みが余韻として長く継続し、さらに胸の奥を熱くさせます。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
感想
甘いけどあっさり、アルコールが高いけど口当たりはやわらかい、口どけがいいけど余韻がしっかり残る、香りが強いけど飲みやすい…。
なんというか、期待を裏切る梅雨空のように予想不能な体験を与えてくれるビール。
いろんな表情を感じさせてくれます。
気分転換したいときに飲みたくなりますね。
サワーが好きな方にもおすすめしたい。
それにしてもこのビール、なんとなくベルギーのデュポンのセゾンを彷彿させます。
こちらの方が甘みや酸味が強いですが、興味を持った方はこれを機にベルギービールにハマってみるのも良いかも知れませんね。