ユタローです、乾杯してますか?
ヤッホーブルーイングさんからアルコール度数0.7%の炭酸飲料正気のサタンが発売されます。
公式通販では9月上旬より販売がスタートしますが、直営レストランのYONA YONA BEER WORKSや都心の一部コンビニでは既に先行リリースが開始しています。
ヤッホーさん曰く、アルコール度数0.7%の“醸造系クラフトドリンク”。
それでいて、1缶の価格はよなよなエールと同一になります。
これは正気なのか、本気なのか…
そんな正気のサタンでいち早く乾杯してみたいと思います。
- 青々しい新鮮なホップの香り
- 弾ける強炭酸
- スパイシーかつ爽快


ここで買いました
都内のセブンイレブンで購入しました。
販売価格は税込235円で、よなよなエールと同じになります。
缶製品は8月2日(火)より東京都内のセブン-イレブン約2,800店舗限定で先行発売がスタートしました。

また、直営レストランのYONA YONA BEER WORKSでも7月27日から提供を開始しています。
公式通販サイトでの販売は9月上旬になるそうです。
(2025/03/17 13:53:04時点 楽天市場調べ-詳細)
(2025/03/17 13:53:04時点 楽天市場調べ-詳細)
正気のサタン


こんなビールです
前述のように、都内のセブンイレブンで先行販売中の低アルコール飲料。
このアルコール1.0%未満の「非ビール」炭酸飲料を、ヤッホーさんでは“醸造系クラフトドリンク”というカテゴリーで呼称しています。なんだか、カッコイイですね。
そのこだわりをここで書くのはおこがましいので、詳しくはヤッホーさんのホームページで詳細をチェックしてみてください。
さて、日本のビールシーンでは、2020年より低アルコールのビールテイスト飲料の販売が活発になりました。
アサヒビールが2020年3月に発売したビアリーを皮切りに、大手各社が新商品を投入したり、既存商品にリニューアルをかけてきました。
また、いわて蔵ビールさんが感染予防対策による飲食店での酒類提供の禁止を受けて緊急販売した禁酒時代のヒールなど、ブルワリーサイドも低アルコール飲料を新しく導入する動きもありました。
ちなみに、小樽ビールさんは以前よりドイツ風のビールテイスト飲料を醸造し、親会社のびっくりドンキーでの提供を行っています。

一方、海外に目を向けると、アルコール1.0%未満のビールが飲み物の選択肢の一つとして確立しています。
例えば、日本でもIKEA(イケア)で購入することのできるオムニポロの低アルコールビール。

苦みがなく果汁感が強いため、いわゆる「日本のビール」よりもサワーに近いテイストのように感じるかもしれませんが、ビールの醸造方法によって作られたものです。
また、クラフトビール大国アメリカでは健康志向が後押しをしてノンアルコールワインやノンアルコールビールの売上が伸びているほか、2021年にBrewDog(ブリュードッグ)がロンドンに世界初のノンアルコールバーをオープンしたりと、低アルコールドリンクは世界的にも注目されています。
そんな中で、「クラフトビールらしさ」にこだわった正気のサタンが登場しました。
ヤッホーさんらしいかわいいビジュアルとインパクトのある商品名を、一度目にしたら頭から離れられなくなります。
そして、気になるのは味ですよね。
早速、開栓してみます。
いざ乾杯!
グラスに注ぐと新鮮なホップの香りが立ち上がってきます。
ビアリー 香るクラフトのホップの香りと比べると青々しさが強く、よなよなエールのようなアメリカンホップの柑橘感が出ています。
それでは乾杯しましょう!!
シュワワワッワ!
強烈な炭酸が口に飛び込んできます。
この発泡は継続性が強く、口に入れてから喉に届くまで続いていきます。
ボディは重くないですが、これは飲みごたえがありますね。
刺激的な一方、苦みはとても穏やかです。
口に含んでいると、オーツ麦由来のスパイシーな味わいが顔を出します。
いわゆるノンアルっぽい甘さが出てきますが、しばらくするとすっきりと切れます。
飲み込んだ後には、レモンティーのような心地よい甘い香りが口の中に残ります。
香りの強さ | |
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苦みの強さ | |
甘みの強さ | |
ボディの重さ | |
のどごしの良さ |
感想
ビールテイスト飲料は「ビール」とは別物です。
なので、あくまでも「ビール」の代替品にはなりません。
しかし、正気のサタンには、ヤッホーさんらしい心地よいホップの香りが感じられるとともに、強炭酸やスパイシーな味わいによる飲みごたえがあり、独自のポジションをしっかりと築いている感があります。
「ビール>ビールテイスト飲料」という図式で考えてしまうと物足りなさを感じるかもしれませんが、正気のサタンだからこその魅力が伝わってきます。
前々から、朝昼のコーヒーの代わりとしてビールテイスト飲料という選択肢が確立してほしいと思っているユタロー的には魅力的なアイテムですし、国内ブルワリーの先頭集団にいるヤッホーさんがこの手の商品を店頭販売分として投入することはとても意義のあることだと思います。
スタウト系なら小樽さんのノンアルブラック、ホップ系なら間違いなくこの正気のサタンがイチオシです。
店頭での展開を考えても、ビアリーとの価格差もそこまで開いていないので、選択肢としてはアリなのではないでしょうか。
食事とも合わせやすいので、ノンアル好きもそうでない人も、ぜひ一度飲んでみてください。

